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Hokuto_side
以前お世話になったのはJrの時。
何度か同じ番組でディレクターをとして関わってもらったことがあったことと、その後にもグループとしてお世話になった人でもあった。
だから顔と名前はしっかり覚えていた。
｢Jrの時以来だね。デビューおめでとう。大人になってますます色男になったね｣
｢ありがとうございます。Jr頃は色々お世話になりました｣
澤口さんが椅子に腰掛けたところで、俺も今まで座っていた椅子に腰掛けた。
この動作だけで、この場所に長居するのだろうという予想がついて少しだけ身構えた。
｢澤口さんがこの局にいるの珍しくないですか｣
｢そうだね。少しお呼ばれして寄っただけだよ｣
元々人見知りの俺にとって、今の状況はあまり好ましくはない。昔お世話になったからといって、特別親しいとかそんな関係でもないからこそ、居心地は悪い。こういう場面ではいつも樹やジェシーがいてくれたらと思ってしまう。
｢いやーでも本当に久しぶりだ。松村くんは俳優業で色々忙しそうだね｣
｢お陰様で忙しくさせて頂いてます｣
｢だから松村くんにはなかなか会えないんだよ。俺のメインは一応バライティとかそっちだから。他のメンバーの子は顔合わせることあるんだけど。
それこそ…田中くんと京本くんに会ったよ｣
先が長くなりそうな会話の流れに、どう切返すべきか考えていた。少し失礼だとは思ったが、早く誰か俺をスタンバイだと一言呼びに来てくれることを祈っていた。
｢そうそう…京本くんは俺の担当した特番でも活躍してもらったよ。
その後少しご飯にも付き合って貰っちゃって｣
｢あぁ…そうなんですね｣
｢京本くんはとってもいい子だね。
松村くんはいいメンバーを持ったと思うよ｣
分かりやすく引っ掛かりを作るもんだと感じた。変に耳に残る大我の名前に反応しまいとしている時点で、もう意識してしまっている。
｢全員良い奴ですから｣
｢そうだね…
また京本くんとは予定があってね。
よろしく伝えておいて｣
やっぱり居心地が悪いのは俺が人見知りだからなのか、それとも最近なかなか大我との時間が取れず、俺すら会えていないのにと、本当に幼稚な感情がそうさせているのか。どちらにせよ俺はこの人が苦手のようだ。
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くれよん(プロフ) - もずくさん» 大変遅くなりました。コメントありがとうございます。更新再開しましたので、またご覧頂けると嬉しいです！ (2023年1月22日 22時) (
レス) id: afe818a83d (このIDを非表示/違反報告)
もずく - 続き気になります！更新楽しみにしてます (2021年3月13日 10時) (レス) id: d307ed8e57 (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - ぺるさん» ありがとうございます！がんばります！ (2021年1月20日 0時) (レス) id: 7a19f15719 (このIDを非表示/違反報告)
ぺる - とても面白いです更新たのしみにしてます！！(><) (2021年1月17日 23時) (レス) id: b9b2df3b6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年11月29日 22時
