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でもカウンセリングが終わったことはかなり大きな変化だったことに気がついたのは1ヶ月ほどした時だった。
遊びくるとは言っていたけど松村くんの性格上ここに来ることはないことはなんとなく感じていた。
ジェシーもあれからというもの俺のセミナーには顔をあまり出さなくなった。
心理学を必死に学ぶ必要がないくらい、松村くんが元気にやっているのだと勝手に解釈をしていた。
でもたまにジェシーが顔を出した時には松村くんの話題を出すが、変わりなく元気にやっていると端的な返事しかしてくれなかった。
あれだけ熱心に関わっただけあって2人の先行きは気になるわけで。
連絡先は知っていたものの、連絡をしてまで会うことをせがむのもおかしいと思いならがら日々は過ぎていった。
でもある時に突然ジェシーから連絡が来た。
それはご飯の誘いだった。
前は月に何度かは食事に行ったり、ジェシーが家に来ていたけどそんなことも自然となくなっていて、会うのも久しぶりだった。
松村くんも一緒に来るかと少し期待したけど、ジェシーだけがお店に現れた。
どれだけの期間会わなくたってジェシーは変わらなかった。
大きな声で笑い声をあげるジェシーと一緒につられ笑いをしながら食事を進めていると、ジェシーは急に笑顔をしまい込んだように表情が真剣になった。
｢俺にさ
まだ北斗に告白する権利あるかな｣
｢え？｣
｢あれから結構経つじゃん。
その辺の話はなんか触れないようにしてたけど、やっぱ俺の気持ちは変わんないし、これからも一生変わる気もない。
だからそろそろただの世話焼きのお兄さんから卒業したいんだよね。
まぁでも
北斗の心が今どうなってて、傷が本当に癒えてるかどうかなんてわからないから、また傷に塩塗るようなことしたくないから難しいんだけどね｣
松村くんのことをこれほど思っているジェシーには純粋に報われて欲しいと思った。
でもそれがどれほど難しいことなのかもわかってしまった。
恋愛の傷を癒すのは新しい恋愛なんて言葉が当てはまるような人ではないことは、少しの時間とは言え松村くんの人間性を見れば一目瞭然だった。
｢俺は恋愛どうこうはなんとも言えないけど
松村くんにとってジェシーは特別な存在であることは間違いないと思うよ｣
｢それがまた苦しいんだよね…｣
そのジェシーの表情が何故かあたまにこびりついて離れなかった。
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あーちゃん(プロフ) - くれよんさん» 読んでくださったんですか！ありがとうございます( ; ; )そんなお褒めの言葉恐れ多いです！お互い頑張りましょうね。ありがとうございます♪ (2020年5月16日 0時) (
レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます!活動を始めたばかりで、不安なことも多かったので、コメント頂けて嬉しいです(;_;)勝手ながら作品も拝見させて頂きました。私にはない表現力に圧倒されて、私も頑張ろうと思えました!大変なこともあると思いますが、私も応援しています! (2020年5月16日 0時) (レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はじめまして。私も創作活動をしており、先日フォロワーさんに教えていただき、一気に読了しました！末ズの優しさが際立っていて素敵です！黒と青の関係、続きが気になります…更新頑張ってください！応援してます(^^) (2020年5月15日 22時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年5月8日 1時
