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目の前で涙を流すジェシーに
俺はある提案をした。
｢ジェシーが嫌なら辞めるし
もちろん松村くんが良いっていうとも限らないけど…
松村くんと田中樹を1度だけ会わせて、話をするのはだめかな？｣
そんな提案
真っ向から拒否されることは覚悟してたし
俺自身も賭けな部分もあった。
どんな結末を考えても
誰かが苦しんでしまうことは避けられない。
でも今は全員が全員苦しんでるように見える。
きっと田中樹自身も。
だから誰かが救われないとしても
今よりもいい方向に向かう可能性は
もうこの方法しか思いつかなかった。
｢さっきも言ったけど嫌なら無理にとは言わない。
だからちょっと考えていて欲しいんだ。
ジェシーが了承してくれてから
松村くんにはそのことを話そうと思うから｣
ほとんどダメ元の提案だったが
少し迷ってジェシーは言った。
｢いいよ。
今まで踏み出す勇気がなかっただけ
きっかけがなかった。
これでもし北斗があいつを選んだとしても
覚悟はできてる。
今は少し大人になったから｣
ジェシーと出会ってから
それ程の月日は経ってないはずなのに
今日だけで見違えるほど大人になった気がした。
ジェシーは本当に強くて優しい。
｢あいつとちょっと前だけど東京で会ったんだ。
だからもしかしたら千葉にはもう居ないかもしれないけど、まだもしあの家に住んでるなら、きっとこの住所だからメッセージで送っとく。
だから北斗がもし会うって言うんだったら、この住所のところまで連れて行ってあげて欲しい。
俺が行ったらさすがに話しずらいだろうから、先生に任せる｣
そう言って送られてきた住所を手に
俺は松村くんに連絡を取った。
最初はもちろん拒否された。
でもジェシーからも説得されたのか
後日改めて
"会う"
この一言だけがメッセージで送られてきた。
そして俺は松村くんと一緒に千葉に向かった。
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あーちゃん(プロフ) - くれよんさん» 読んでくださったんですか！ありがとうございます( ; ; )そんなお褒めの言葉恐れ多いです！お互い頑張りましょうね。ありがとうございます♪ (2020年5月16日 0時) (
レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます!活動を始めたばかりで、不安なことも多かったので、コメント頂けて嬉しいです(;_;)勝手ながら作品も拝見させて頂きました。私にはない表現力に圧倒されて、私も頑張ろうと思えました!大変なこともあると思いますが、私も応援しています! (2020年5月16日 0時) (レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はじめまして。私も創作活動をしており、先日フォロワーさんに教えていただき、一気に読了しました！末ズの優しさが際立っていて素敵です！黒と青の関係、続きが気になります…更新頑張ってください！応援してます(^^) (2020年5月15日 22時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年5月8日 1時
