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｢わかってんだよ…
北斗があいつに惚れてることなんて
あいつから引き離したことで
北斗から何かが抜け落ちた。
その喪失感が
北斗から笑顔を奪ってることも。
俺があいつのことを忘れさせようとする度に
北斗からも感情が無くなっていくようだった。
でもどうしても受け入れられなかった。
それを受け入れてしまえば
あいつのそばにいることが肯定されるだろ…｣
｢ジェシー彼のこと…｢好きだよ｣
俺が言う前にはっきりとジェシーは答えた。
まっすぐに俺の目を見てそう答えていた。
｢俺さ北斗取り戻した日に
言われたんだあいつに。
"俺はお前でもあるし、お前は俺でもある"って
あいつ気づいてたんだよ俺の気持ちに。
そんでやっぱりあいつは北斗のこと好きだったんだってわかった。
いっつもだらしなくて
締りのない感じでいるくせに
そう言った時だけは
本当に真剣な顔で言うもんだから参っちゃって。
そんな2人の関係を痛感したら
耐えられなかった。
北斗の元の姿を取り戻したいっていうのは、正しく言うと、あいつなんかに惚れる前の北斗に戻したいっていう自分の欲まみれの理由。
これが真実。
だから俺は北斗を救いきれなかった。
でもおかしいじゃん。
強引に北斗のことを自分の元に縛りつけて
北斗の自由奪って…
それがいいとされるなら
あまりにも倫理からかけ離れてる。
だからあいつの記憶を消せるほどの日々を俺が作ればいい
あいつのそばにいなくても幸せで笑える日々を北斗に送ってもらえれるようにすればいい
そう思って必死になってあらゆること試して、勉強した。
でも悔しいくらい
北斗は変わらなかった
あいつはあっさり北斗を変えたくせに…
変わんないんだよ…先生…｣
俺は少しジェシーに強く問い詰めてしまったことに後悔した。
彼も苦しんでる。
そのことを忘れてしまっていた。
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あーちゃん(プロフ) - くれよんさん» 読んでくださったんですか！ありがとうございます( ; ; )そんなお褒めの言葉恐れ多いです！お互い頑張りましょうね。ありがとうございます♪ (2020年5月16日 0時) (
レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます!活動を始めたばかりで、不安なことも多かったので、コメント頂けて嬉しいです(;_;)勝手ながら作品も拝見させて頂きました。私にはない表現力に圧倒されて、私も頑張ろうと思えました!大変なこともあると思いますが、私も応援しています! (2020年5月16日 0時) (レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はじめまして。私も創作活動をしており、先日フォロワーさんに教えていただき、一気に読了しました！末ズの優しさが際立っていて素敵です！黒と青の関係、続きが気になります…更新頑張ってください！応援してます(^^) (2020年5月15日 22時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年5月8日 1時
