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｢きょもどーしたの？今日は奢ってやるから、とりあえず食べな｣
収録を終えてすぐに2人で近くのお店に入った。もちろん樹が誘ってくれた。
正直、内心樹のことを羨ましいと思ってた。
樹は本当に人付き合いが上手い。
みんなが話しかけずらいと思うような人でも、樹はなりふり構わず話しかけて、いつの間にか仲良くなってたりする。
だからあの北斗とあの距離感になれる樹が、本当に羨ましいと思ってた。
それが俺の中で、いつの間にか嫉妬に変わってることも知ってた。
｢で、どうしたの？｣
｢え？超ストレートじゃん｣
｢だってそのためにご飯来たもん｣
回りくどくない真っ直ぐな質問。
本当に樹らしい。
｢じゃあ言うけど、俺に今好きな人いるって言ったらどうする？｣
｢え、なに。予想外すぎるんだけど。まさかきょもから恋愛相談受ける日が来るとは思わなかったわ｣
俺だってそんな相談すると思ってなかった。しかもメンバーになんて。
恋愛にはどちらかと無頓着なほうだ。
だから今回のような下手くそな恋愛しかできない。
本当に馬鹿だ。
｢で!?誰なの。幼なじみとか？友だち？てかまさか、共演した女優とかじゃないよね？この時期に恋愛沙汰はあまり良くないと思うんだけどなーって俺が言うのもなんだけど｣
1人で舞い上がって話している樹を目の前に、俺は次の言葉を探していた。
誰も思わないだろう。
同じメンバーを好きになりましたなんて。
｢北斗なんだよね｣
｢北斗？え…｣
｢そう。松村北斗。好きなんだよずっと。で、告白して、強引にキスした。そしたら思いっきり振られて、気まづくなって今に至ってる｣
あの時の北斗のような顔をしてる。驚きと疑問に満ちた顔。そりゃそうだ。
ただの恋愛とは訳が違うんだから。
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くれよん(プロフ) - きょも担さん» コメントありがとうございます！がんばります！ (2020年6月3日 16時) (
レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
きょも担 - おもしろかったです！これからもがんばってください！ (2020年6月2日 18時) (レス) id: 7bd19fe3fc (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月24日 19時) (レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子ちゃん - 面白いです！これからも更新頑張ってください（≧∇≦） (2020年4月24日 15時) (レス) id: 7a4cdc3ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年4月22日 3時
