thirty six ※ ページ36
キスをしていると、自分の肩に回した北斗の腕は、徐々に力が入っていった。
唇を離すと、2人の間に糸が垂れる。
それを拭って、またすぐに重ねる。
次にキスを終えた時に、指を増やし、再度押し進めると、今度はベットのシーツを握っていた左手を、北斗が自分の口元へと持っていこうとしたのも制して、その手も自分の肩に乗せるように促した。
すると北斗は諦めたかのように、その両腕を俺の肩にしっかりと回し、ほとんど抱き合う形になった。
｢声聞かしちゃえば？｣
｢バカじゃねーのほんとに｣
そんな北斗らしい返答に笑っていると、また自然と北斗の頬も上がる。
お互いがお互いにつられて、感情が動く。
表情さえも一緒に。
自分の手を抜いた後、すぐに北斗の腰を引き寄せ、そのまま自分の腰を北斗の中に沈めた。
｢ぃ…痛っ…｣
明らかに表情が歪む北斗に、自分自身も余裕はなくて、声をかけたくてもかけれず、ゆっくり腰を進めることしかできなかった。
肩を掴む北斗の手には力が入る。
俺も北斗の腰を掴む手に力が入っていった。
北斗は声に耐えながら
俺は先走る欲を抑えながらゆっくりと
抱き合って
体の向きを変えながら
夢中になって重なり合う。
｢もう…無理だって｣
｢まだ｣
息も上がり、疲れきった声でそういう北斗の体を無理やり起こして、抱き続けた。
気がつけば部屋は徐々に明るくなってきて、朝日が射し込んでいた。
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くれよん(プロフ) - きょも担さん» コメントありがとうございます！がんばります！ (2020年6月3日 16時) (
レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
きょも担 - おもしろかったです！これからもがんばってください！ (2020年6月2日 18時) (レス) id: 7bd19fe3fc (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月24日 19時) (レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子ちゃん - 面白いです！これからも更新頑張ってください（≧∇≦） (2020年4月24日 15時) (レス) id: 7a4cdc3ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年4月22日 3時
