thirty two ページ32
｢北斗ずっと寝たフリしてたでしょ｣
｢バレてた？｣
｢バレるよ。ほんとタクシーの時、焦ったんだから｣
｢京本がどうするか知りたかったんだよ。それに俺もどうしようか迷ってたのもあるし｣
そんなことを話していたら
自然と北斗を抱きしめていた力は抜けていった。
抱きしめていた体から離れ
俺はそのまま北斗の横に倒れ込むと
北斗は仰向けだった体を俺の方に向けて
俺らはやっと顔を見合わせた。
俺はどんな顔をしているんだろう。
きっと恥ずかしすぎて
自分では見られないような顔をきっとしてる。
でも改めて2人で顔を合わせると
恥ずかしさからか
吹き出すようにお互い笑ってしまった。
｢こんな時もしまんねーなほんと｣
｢だね｣
今がどんな時間よりも幸せだと思える。
それほどまでに北斗のことを好きになっていた自分に驚いた。
1度諦めたはずの恋に
こんな結末はあまりにも恵まれすぎている。
目の前で
こんなにも愛おしい笑顔を向けてくる北斗を見ていると
またキスをしたくなって
顔を近づけると
なんの躊躇いもなく北斗は目をつぶった。
飽きもせず
なんども角度を変えてキスをした。
俺は北斗の服に手をかけてみた。
すると北斗が少しだけ俺とのキスを止めた。
それでも俺が手にかけた服をゆっくりと脱がすと、北斗はまたキスを続けた。
それはこの先のことを
同意してくれたと思っていいよね？
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くれよん(プロフ) - きょも担さん» コメントありがとうございます！がんばります！ (2020年6月3日 16時) (
レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
きょも担 - おもしろかったです！これからもがんばってください！ (2020年6月2日 18時) (レス) id: 7bd19fe3fc (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月24日 19時) (レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子ちゃん - 面白いです！これからも更新頑張ってください（≧∇≦） (2020年4月24日 15時) (レス) id: 7a4cdc3ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年4月22日 3時
