twenty one ページ21
北斗side
キスされる。
そう思った時に、避けようとは思わなかった。
避けることなんていくらでもできたのに、しなかった。
いや
しなかったんじゃなくて、できなかった。
京本にキスされた日。
京本を心底傷つけた。
もう傷つけたくないし
もう傷つきたくもない。
そう思ったら動けなかった。
それに樹が本気なのがわかったから、余計に体は動かなかった。
でも強引にキスされて
舌を入れられた時、無意識に思っていたのは
京本の事だった。
何故か俺はキスの最中、
ずっと京本に心の中で謝っていた。
何故謝っているのか。
何に謝っているのか。
何もわかっていない
でも謝りたかった。
あの時
直接謝って
もうすべて終わったはずなのに。
樹にキスをされて
生まれた罪悪感は
京本に向けだった。
そして気づいたら
泣いていた。
｢北斗…｣
そう名前を呼んだのは樹だ。
目の前には樹がいる。
キスをしたのも樹。
震える手を握っているのも。
でも俺の頭だけは
京本だけだった。
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くれよん(プロフ) - きょも担さん» コメントありがとうございます！がんばります！ (2020年6月3日 16時) (
レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
きょも担 - おもしろかったです！これからもがんばってください！ (2020年6月2日 18時) (レス) id: 7bd19fe3fc (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月24日 19時) (レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子ちゃん - 面白いです！これからも更新頑張ってください（≧∇≦） (2020年4月24日 15時) (レス) id: 7a4cdc3ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年4月22日 3時
