seventeen ページ17
北斗side
｢うん。ありがとう｣
あの時、そう言いながら京本は泣いていた。
泣きながら、俺に微笑んでいた。
何故か辛かった。苦しかった。
あの告白された日。
京本を傷つけてしまったあの日。
あの京本の表情を見た瞬間の苦しさよりも、比べものにならないほど、苦しくなった。
これでいいと。終わったのだと。
何度も言い聞かせた。
その後すぐ樹に感謝した。
樹のおかげだと。
自分にも言い聞かせるように。
でも内心何もすっきりしていなかった。
罪悪感から解放されたはずの今、別の説明できない感情が、俺の中にあったのは確かだった。
それでも京本と俺は
今までよりかはお互いの存在を認め合い、やっと距離は近づいてきた。
これでいい。
徐々に距離を取り戻している今は、あえてこの感情を問いただすことは、リスクが高すぎる。
そんな中だ。
最近樹は俺をよく誘ってくれる。
ご飯や買い物、電話もよく来た。
樹といるのは居心地がいい。
気を遣わないし、存分に自分を出して自由にできる、限りある人の1人。
頼りになるし、現にあの時も助けてくれた。
樹には本当に恩しかない。
だから
そんな彼からある日された突然の質問には驚いた。
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くれよん(プロフ) - きょも担さん» コメントありがとうございます！がんばります！ (2020年6月3日 16時) (
レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
きょも担 - おもしろかったです！これからもがんばってください！ (2020年6月2日 18時) (レス) id: 7bd19fe3fc (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月24日 19時) (レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子ちゃん - 面白いです！これからも更新頑張ってください（≧∇≦） (2020年4月24日 15時) (レス) id: 7a4cdc3ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年4月22日 3時
