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俺は樹と別れた後、家で何度も話の内容を繰り返し考えていた。
樹の話を聞いて
俺はあまり驚かなかった。
そうなるのも仕方がないと思っていたから。
北斗は誰にでも心を開かない。
でも開けば、その相手はあの魅力に取り憑かれる。
あのクールを身にまとった殻の中は、愛おしいと思わざる得ないほど、彼の魅力は詰まっている。
それに気づくか気づかないかで大きな違いだ。
それに樹と俺は気づいてしまった。
黙っていればいいものの、俺に正直に行ってくる辺りが、樹も大概馬鹿正直で、真面目で義理深い奴だ。
でも同時に
それだけ本気で好きだということもわかった。
驚いてはない。
でもまた俺は性懲りも無く焦った。
それは樹が本気になれば
北斗が樹に心を傾けることなんて
俺よりも容易にできるように思ったから。
それほどの技量と実績を
この目でしっかり見てきて、誰よりも知ってる。
俺は区切りをあの時付けたつもりだった。
この関係のままでいいと、あの時は本当に思った。
でもまた欲が出てきてしまった。
俺はこんなにも諦め悪く、懲りない男だったか…
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くれよん(プロフ) - きょも担さん» コメントありがとうございます！がんばります！ (2020年6月3日 16時) (
レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
きょも担 - おもしろかったです！これからもがんばってください！ (2020年6月2日 18時) (レス) id: 7bd19fe3fc (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月24日 19時) (レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子ちゃん - 面白いです！これからも更新頑張ってください（≧∇≦） (2020年4月24日 15時) (レス) id: 7a4cdc3ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年4月22日 3時
