twelve ページ12
北斗side
そして樹を介して、他のメンバーとも交流も増えて、YouTubeを通して、みんなを知ることができた。
それは京本も例外ではなかった。
気づけば、樹は何かを察したかのように、俺と京本の仲を取り持つような行動を取るようになった。
そのお陰もあって、京本と過ごすことへの違和感や拒否的な感情は、徐々に無くなった。
｢ねぇ樹〜｣
｢あ？なに｣
｢京本と俺ってまだ不仲に見える？｣
｢なにそれ。どうしたの急に。え、俺らは不仲じゃなくなったよって報告?!｣
あからさまに嬉しそうな顔をする樹の言葉をほとんど遮るように、俺は続けた。
｢そーじゃなけど｣
｢じゃーなによ｣
俺は樹と話していて、自分がどうしたいのかわかってきた。
｢素直に言えよーきょもともっと仲良くなりたいですってー｣
｢そんなんじゃ！｣
｢そうじゃなきゃなんだよ｣
仲良くなんてもんじゃない。
謝りたいんだ…俺は。
あの日、俺が言った一言で、京本は今まで見た事のない程、傷ついた顔をしていた。
紛れもなく俺の一言で。
あの表情が今でも忘れられない。
"気持ちわる…"
そんな言葉を吐き捨てた、自分の罪悪感から逃れたいなんていう、自分勝手な理由。
京本のためなんかじゃない
ほとんど自分のためだ…
どこまでもお子様な自分に
心底呆れていた。
｢俺が助けてやろうか？｣
｢え？｣
｢今度のライブの時、チャンス作ってやるから｣
そう言った数日後
あの地方でのライブの日
京本と俺は2人になった
そして区切りを付けた。
今考えれば
全部樹に助けられていた。
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くれよん(プロフ) - きょも担さん» コメントありがとうございます！がんばります！ (2020年6月3日 16時) (
レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
きょも担 - おもしろかったです！これからもがんばってください！ (2020年6月2日 18時) (レス) id: 7bd19fe3fc (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月24日 19時) (レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子ちゃん - 面白いです！これからも更新頑張ってください（≧∇≦） (2020年4月24日 15時) (レス) id: 7a4cdc3ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年4月22日 3時
