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馬鹿田組
そう呼ばれていたあの頃
俺は恋をしていた
｢そのズボンめっちゃいいっすね｣
｢ここのハモリ俺好きなんすよ｣
そうやって俺の傍に来ては
嬉しそうに話す彼のことを
気にならない訳はなくて
あのどこか儚さを感じる瞳が
俺を見つめる度に
胸の辺りが熱くなり、息苦しささえ覚えた
目じりにシワひとつなく、冷静でクールに見せる表情が、俺と話す度に、頬を挙げて楽しそうに笑う姿がたまらなく愛おしいと思って、そんなことを思ってしまった頃には、俺は彼を手に入れる手段ばかり考えていた。
ほっておいても俺の後ろをついてくる。
そんな余裕をどこかで自信に変えて、タイミングを図っていた。
でもそんな余裕はすぐに崩れ去った。
馬鹿田組と呼ばれた6人での活動はぱったりとなくなり、北斗と仕事を共にする時間が減っていった。必然的に会う機会もなくなり、プライベートで会う程の関係や、その度胸すらも無かったことに、その時気付かされた。
俺は焦っていた。
彼から溢れる魅力に気づいているからこそ、その魅力に惹き付けられた誰かに、奪われてしままうのではないかと。
その焦りは
忘れもしない"あの日"を作り出してしまった。
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くれよん(プロフ) - きょも担さん» コメントありがとうございます！がんばります！ (2020年6月3日 16時) (
レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
きょも担 - おもしろかったです！これからもがんばってください！ (2020年6月2日 18時) (レス) id: 7bd19fe3fc (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月24日 19時) (レス) id: 664958a767 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子ちゃん - 面白いです！これからも更新頑張ってください（≧∇≦） (2020年4月24日 15時) (レス) id: 7a4cdc3ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年4月22日 3時
