不良少女はお嫌いですか？ (緑) (ページ7)

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この日は結局3馬鹿と亮と私は最後までサボって
安と丸ちゃんは、美人な先生の授業やからって５限で戻って行った。

放課後、3馬鹿＋亮はどっか遊びに行くらしく
私は1人屋上で部活を見てた。

9月とは言え、夕方になると肌寒くなってくる。

そろそろ帰るか。

教室まで荷物を取りに行くと声が聞こえた。

ーーおい、大倉～お前見てるとムカつくねん。
ーーほんまほんま～めっちゃキモいねんけどー。
ーー今日渋谷さんと錦戸君に話しかけてウザがられたやん。
ーーうわあーきもー。
ーーやばいやん、それー！あははは

まあ、クラスでも調子乗ってる部類の男女数人が
大倉君を囲んで言いたい放題。

しかも、何やら私と亮の名前まで出されてる。

見過ごすわけにはいかんなと思って教室に入った。

「なにしてんねん」

今まで威勢の良かったやつらが急に黙り込む。

「なにしてんねん、て聞いてんねん。」

女「い、いや、何も。ね！」

男「お、おん。大倉と喋っててん。な、大倉。」

うつむき、黙り込む大倉君。

「まあ、全部聞こえててんけど。待たしてごめんな。帰ろ、大倉君。」

そう言うと、そこにいた誰もが目を見開いで驚いてた。