生命の尊さを知った妖怪の少女の話壱【ta-t】 (ページ13)

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幻想郷の世界ページ13

善逸「うわぁ〜めっちゃ綺麗」

どうやら善逸さんは

この風景を初めて見たらしい

まぁ、善逸さんは

大正時代の人だからね

小傘「あ、襲われないように私の分身出しておきます
ね！」

善逸「分身？」

小傘「えいっ！」

私が傘で地面をつつくと

私に良く似た『分身』が出てきた

善逸「す、すごい…！」

小傘「でしょ〜これからは私が居なくても、この子が守っ
てくれますよ！ねっ！」

小傘の分身「……(コクリと頷き)」

善逸「何も喋らないんだね」

小傘「戦う時だけ喋りますよ」

善逸「そうなんだ」

あれ、意外と驚かない？

小傘「とりあえず、幻想郷を旅しましょう！案内します
よ！」

善逸「そうするよ。あ、これからよろしくね、小傘ちゃん
の分身さん！」

小傘の分身「よろしくね(ボソッ)」

善逸「あれ？今喋った？」

小傘「嘘ぉ！戦闘の時以外喋らないですよ！？」

小傘の分身「……(コイツ、耳が良いのね。下手に喋ったら
ダメだわ)」

善逸「うーん、気のせいだったみたい」

小傘「気のせいじゃないと可笑しいですよ！」

善逸「そ、それもそっか〜」

でも

善逸さんは耳が良いから

本当に聞こえたのかもしれない