4, ページ6
「…ん」
重たいまぶたをゆっくり開ける。いつの間にか眠っていたみたい
屈伸を軽くしながら辺りを見回す
流石に誰か来てるなんてことはないか…
と溜息をついた、瞬間
屋上の扉がバン、と音を立てて開いた
音にびっくりして反射的に扉の方に目をやると1人の男子がこちらを見ていた
目が合った。私は“見えないはずなのに“
「あ…」
と男子が間抜けな声を出す。一方私は固まって目を見開く
そこから数秒、なんともまあ初対面の男女が見つめ合うという不思議な光景が出来上がってしまった
「っあぁ、人居たんです、ね!」
先に声をあげたのは相手だった。声をかけて来るあたり、本当に私の事が見えているのか
その場から立ち上がり相手の方へ歩を進める。相手はびっくりした様子で後ずさりをしている
「ねぇ」
この姿になってから初めて口を開く。
至近距離、流石に間を詰めすぎたかな、とか思ったけどもうどうでもよかった
「私の事見えるの?」
39人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すずめ(プロフ) - orunatuさん» ひゃ〜!ありがとうございます…!!もっと好きになってもらえるよう更新頑張ります (2021年12月26日 21時) (レス) id: 5158f369ef (このIDを非表示/違反報告)
orunatu(プロフ) - めっちゃ好きです!続き楽しみにしています!陰ながらですけど応援して待ってます!!更新頑張ってください! (2021年12月26日 19時) (レス) @page13 id: 3ff345ef2e (このIDを非表示/違反報告)
すずめ(プロフ) - めじゃこさん» わ…!ありがとうございます。どんどん更新できるように頑張ります。 (2021年12月26日 16時) (レス) id: 5158f369ef (このIDを非表示/違反報告)
めじゃこ(プロフ) - こうゆうの大好き。続きが楽しみです!待ってまーす。 (2021年12月26日 14時) (レス) id: ead588dc51 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すずめ | 作成日時:2021年11月9日 2時