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ただいまなかむくんとお話真っ最中。
面白い事あった?と聞けばすぐには思いつかないようでうーん、と唸っている。
「あ!今日俺の友達にA先輩の事話したんですよ!」
「へ、」
私の話、!?初っ端から変な事聞いちゃったりしてるし大丈夫だろうか…少し不安になる
「私の話…?」
「はい!昨日仲良くなった先輩がいて、って!」
「他に変な事喋ってない?」
本当にそれだけか、と問えば数秒後真っ赤になる顔。え、なんか言ったの
「なかむくんなんで顔ちょっと赤くなってるの」
「ん、えぇ!?なんでもないですよー…!」
顔を隠しながら言ってくるので怪しいったらありゃしない。
こちょこちょでもしてやろうかと思ったけれど、自分は幽霊だったと肩を落とした
それでも詰め寄って粘り強く聞いてみる。少し楽しくて顔がにやけているのが自分でも分かる
「なーかむくん。言わないと先輩怒っちゃうぞ〜」
余裕そうな私にイラッとしたのか今度は彼が余裕そうににやにやとしている
「えー?いいんですか。言っても」
「なんでそんなにニヤけてるの。いいよ、言って」
「…俺、友達にその先輩めちゃくちゃ可愛いんだよねって言っちゃいました」
「んっ!?!?」
少し頬を染めてにやりと口角を上げながら放った言葉に体温が爆速で上がっていく
「あはは、A先輩照れてる〜」
「ちょ、もう、先輩を揶揄うんじゃありません!!」
「真っ赤な顔しながら言われても説得力ありませんよーw」
「う”…」
「ふふ、先輩かわい」
「なかむくん!!!うるさい!!」
完全に面白がっている彼を前にして、私は頬だけじゃなく耳元までに上った熱が中々退かない。逆にもっと熱くなっているんじゃないかという気さえする。
ぱっとなかむくんの方を見ればからからと笑っているのが目に入る。軽く睨むとそれまた愉快に笑うものだから、なぜか私の心臓はギュッと締め付けられた。
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すずめ(プロフ) - orunatuさん» ひゃ〜!ありがとうございます…!!もっと好きになってもらえるよう更新頑張ります (2021年12月26日 21時) (レス) id: 5158f369ef (このIDを非表示/違反報告)
orunatu(プロフ) - めっちゃ好きです!続き楽しみにしています!陰ながらですけど応援して待ってます!!更新頑張ってください! (2021年12月26日 19時) (レス) @page13 id: 3ff345ef2e (このIDを非表示/違反報告)
すずめ(プロフ) - めじゃこさん» わ…!ありがとうございます。どんどん更新できるように頑張ります。 (2021年12月26日 16時) (レス) id: 5158f369ef (このIDを非表示/違反報告)
めじゃこ(プロフ) - こうゆうの大好き。続きが楽しみです!待ってまーす。 (2021年12月26日 14時) (レス) id: ead588dc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すずめ | 作成日時:2021年11月9日 2時