僕らの関係 sgi×ymmt ページ35
※ymmtさんとsgiさんは高ニ
※グダグダ書いてて最後がちょっとよくわからなくなった何か
sgi side
「よぉ、山本のお坊っちゃん」(ニヤニヤ)
「･･･なんの用ですか」
人気の少ない公園で、あからさまに何かを企んでいるような顔をした何人かの男達に囲まれている、一人の小柄な男。
奴らはそれこそ、人を傷つけるような道具などを持っているわけでは無いものの、男と男達の体格差は相当ある。
それでは簡単に捕まったり、殴られたりしてしまうだろう。
「おらぁっ！お前ら何やってんだ！」
俺はそんな状況でも一本の木刀を持ち、その輪の中へ突っ込んでいった。
「ヤバっ、須貝が来たぞ！」
「逃げろお前らぁっ！！」
男達は真っ直ぐやって来る俺を見た後、目を見開いて驚く。そして、一目散に全員バラバラの方向へ逃げて行った。
「もう二度と来んじゃねぇ！」
俺は慌てて去っていく男達の背中を見ながら、囲まれていた男の姿を確認した。
目立った傷はついていなさそうだ。何か手を出されたりはしていないらしい。
「･･･有難う御座います、須貝さん」
こんなに近くにいる俺でさえも、聞くのに大変なぐらいの小さな声で男は呟いた。
コイツの名は、山本祥彰＿＿＿俺の主みたいなもんだ。
山本は江戸時代から続く、超がつく程の名家で生まれ育った。
成績優秀、完全無欠･･･、その言葉を擬人化したような人が山本だ。自分の家の為にやれる事はやっていくし、何があっても動じない。
それは山本家ではみんな同じな様で、お父様もお爺様も･･･、全員あんな感じ。自分の家の評価に対して厳しいっていうか･･･、堅いんだよな。
そして俺ら須貝家は、そんな山本家に代々仕えてきた。
仕えてる、って言ってもやる事は殆ど護衛だ。ボディーガードみたいな。
秘書的な事はやらないし、ましてやパートナー的な役割を果たすでも無い。
本来なら高校を卒業するまでは、山本家にそのまま仕えられるよう、ある程度稽古に励んでから彼と一緒にいるつもりだった。
しかし、さっきも見た様に彼は簡単にカツアゲ出来そうなくらいの小柄な体型で、しかも自分でなんとかしようとしすぎて人を頼る事を忘れているから、絡まれても助けが呼べない。
流石にそれだと、いつ何が起きてもおかしくない。という山本のお父様の鶴の一声で、同い年であり、そこそこ護衛としても優秀だった俺が駆り出されたのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 89人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くらうでぃー(プロフ) - れいにぃ〜。さん» 怪盗パロですか、良いですね！書いてて楽しそう！なら超能力パロと怪盗パロを合わせるって言うのもありかもしれませんね！アンケートでそこ二つが多かったらそうしようかな。素敵なアイディア、有難う御座いますm(_ _)m (2021年8月21日 8時) (
レス) id: e07eaafdfa (このIDを非表示/違反報告)
れいにぃ〜。 - 長編どっちも面白そうですね！超能力系の話って中々ないのでいいなと思います！それと個人的に怪盗パロとか好きなんですけど自分では書けないので、出来るなら候補の一つに加えてほしいです(^^) (2021年8月20日 20時) (レス) id: 655069ec5f (このIDを非表示/違反報告)
くらうでぃー(プロフ) - れいにぃ〜。さん» 此方こそいつも、素敵なリクエスト本当に有難う御座います！またのリクエストお待ちしています(^^) (2021年7月27日 18時) (レス) id: e07eaafdfa (このIDを非表示/違反報告)
れいにぃ〜。 - コメント遅れてすみません！(><)いつもながらに素敵な文章で萌え禿げしました(真顔)オリキャラ出てくる設定も好きです！またリクエストさせてください(^^) (2021年7月27日 13時) (レス) id: 655069ec5f (このIDを非表示/違反報告)
くらうでぃー(プロフ) - 夜月さん» 此方こそ有難う御座いました！総受けって美味しいですよね、凄くわかります！ (2021年7月23日 7時) (レス) id: e07eaafdfa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くらうでぃー | 作成日時：2021年7月14日 21時
