真っ白なパレットに sgi×ymmt ページ32
※高校二年辺りの設定
※たまにある、作者のよくわからない感じのお話
ymmt side
僕には現在とある悩みがあった。
それは、皆に女みたいと思われる事。
薄い胸板。小柄な体。男子にしては少しばかり高い声。それは、皆が僕にそう言うには十分すぎる素材だった。
実際、クラスの男子には「アイツって女みたいだよな」って言われたりもした。
他にも僕が体育でハチマキを巻く時に女子達が、
「山本君、可愛いんだからこっちの方が似合うよ〜」
なんて女の子たちは言ってきて、普通の巻き方ではなく、リボンみたいにしてきた。
＿＿＿＿本当は男なのに。可愛いよりもカッコいいって言われたいのに。リボンなんて付けたくないのに･･･。
日々やられるクラスメイト達の悪気の無い行動を断れない僕に、僕は段々イライラとしてきていた。
ｰｰｰｰｰｰ
そんなある日のこと。
僕はいつも通りクラスの男女から「可愛いよね、山本ちゃん」「女なんじゃね？」と聞きたくも無い言葉を聞かされ続ける。
ホームルームが始まり、皆が一斉に席につくと、担任の先生が
「今日はお前らに転校生を紹介する」
と言った。
その瞬間、クラスがざわつく。
「どんな奴かな」「カッコいい人だといいね」なんて声が絶えない。
「入れ」という先生の言葉を聞いて、扉から誰かが入ってくるのが見える。
「＿＿＿＿皆さん、初めまして！ナイスガイの須貝でーす！」
耳がキーンとする程大きな声を出したその男は、茶髪の癖っ毛で一目見た瞬間「あ、陽キャだ」となりそうな顔立ちだった。
何かスポーツでもやっていたのだろうか。筋肉質な体だ。
「えー、此方が新しく転校してきた須貝駿貴だ。仲良くしろよ」
「仲良くしてくれると嬉しいな！」
「それじゃあ須貝の席は･･･、お、山本の隣が空いてるな。そこに座ってくれ」
「･･･うげっ、」
思わず、明らかに嫌だなと思った声が漏れる。やだよ、僕この人なんか苦手だって事、わかるもん。
そんな僕を気にせず、須貝さんは笑顔で言う。
「宜しくっ！」
「よ、よろしく･･･」
･･･あぁ、神様。どうかこの人と関わることがありませんように。
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くらうでぃー(プロフ) - れいにぃ〜。さん» 怪盗パロですか、良いですね！書いてて楽しそう！なら超能力パロと怪盗パロを合わせるって言うのもありかもしれませんね！アンケートでそこ二つが多かったらそうしようかな。素敵なアイディア、有難う御座いますm(_ _)m (2021年8月21日 8時) (
レス) id: e07eaafdfa (このIDを非表示/違反報告)
れいにぃ〜。 - 長編どっちも面白そうですね！超能力系の話って中々ないのでいいなと思います！それと個人的に怪盗パロとか好きなんですけど自分では書けないので、出来るなら候補の一つに加えてほしいです(^^) (2021年8月20日 20時) (レス) id: 655069ec5f (このIDを非表示/違反報告)
くらうでぃー(プロフ) - れいにぃ〜。さん» 此方こそいつも、素敵なリクエスト本当に有難う御座います！またのリクエストお待ちしています(^^) (2021年7月27日 18時) (レス) id: e07eaafdfa (このIDを非表示/違反報告)
れいにぃ〜。 - コメント遅れてすみません！(><)いつもながらに素敵な文章で萌え禿げしました(真顔)オリキャラ出てくる設定も好きです！またリクエストさせてください(^^) (2021年7月27日 13時) (レス) id: 655069ec5f (このIDを非表示/違反報告)
くらうでぃー(プロフ) - 夜月さん» 此方こそ有難う御座いました！総受けって美味しいですよね、凄くわかります！ (2021年7月23日 7時) (レス) id: e07eaafdfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらうでぃー | 作成日時：2021年7月14日 21時
