晴れ渡ったあの空に【問答打】

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「可愛いなぁ、そんなに気にしなくても良いのに！俺はずっとノブの側にいるよ？」
「だって、乾と皆の距離が近いからさ･･･。いつか、取られちゃったりするのかなって思って」

　僕は両手の人差し指をツンツンと、拍手をする様に叩いた。乾が自分以外の人を選んだ時の想像をすると、僕の目が潤んでくる。
　すると乾は僕の左手をグッと引っ張り、

「安心して、俺がノブから離れる事は無いから。絶対、天に誓える」

　まるで結婚した新郎新婦が写真撮影をするみたいに、乾は僕を支えながら向き合う。

「それに嫉妬してくれるって事は、それだけ俺の事を好きでいてくれてるって事でしょ？嬉しいなぁ」
「なっ･･･///」

　改めて言われると、凄く恥ずかしい。なんでこの男は、こんなに恥ずかしい事をサラッと言えるのだろう。ド天然なのか？

　僕が困惑の表情を見せているにも関わらず、乾は突如僕の右手に持ったカフェオレを指さした。

「じゃあさ･･･それ、残った分頂戴？俺カフェオレ好きなんだ〜」
「･･･知ってるよ、『じゃあさ』の意味がわからないけどあげる」

　さっきまでの雰囲気は何処に行ったのか、乾は美味しそうにストローを加えてゴクリと一口飲んだ。
　僕は鼻でフンと息を吐いたら、乾の幸せそうな顔を見て、そっとスマホを取り出す。

　だが、すぐにそんな事はどうでも良いなと思った。

　＿＿だって乾は、ずっと僕の側にいてくれるんだもんね。
　それがわかっただけで僕は十分だ。

　僕はスマホの画面にある、履歴を全て消した。

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リクエスト有難う御座いました！

言って頂ければ幾らでも書き直しますので、何かあったら。それでは！

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