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過去 ページ6
ある朝、目が覚めると
私の隣に寝ている友羽が
息をしていなかった。
すぐさまペルソナへ連れていったが、
もう遅かった。
私の娘は亡くなった。
生まれてまだ、3ヶ月も経っていないのに。
原因は、乳幼児突然死症候群
というものだった。
私がいけなかった。
私がずっと見ておけば、
私が…私が……
その日以来ずっと泣いた
泣いて泣いて泣き尽くして
ようやく涙が止まったのは
2週間がたった頃だった。
涙が止まったとはいえ
現実には戻りたくはなかった。
食欲はある訳もなく、
ずっと、外に見える
小さな公園で遊んでいる
楽しそうな子どもたちを
見ていた。
家族、親戚
そしてサクラ…
たくさんの人が私に会いに来てくれたけど
その時ばかりは
強く当たってしまった。
みんなは悪くないのに。
悪いのは私なのに。
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作者名:田舎平和乃 | 作成日時:2019年1月16日 17時