桜花は儚く緑に散る【原神】【スメール男子】

【第二十三話】か く し ご と ? ページ25

『行かなくていいの？』

アルハイゼン「平気だ。お前とこうして作業している方がよっぽど大事だからな」

『なるほど？』


んん？それってどういう意味...？

まぁいいや。

彼の立場上、優先事項というものもあるのだろう。


アルハイゼン「...よし、お前のお陰で効率良く終わらせることができた。礼を言おう」

『いや、そんな...』


こう言われた時ってなんて返したらいいのか分からなくなる。

なんて言うのが正解なのだろう。


アルハイゼン「...それで、一つ疑問があるのだが」

『はい...？』


何を言い出すんだろう、と思ったら。

とんでもない爆弾を投げてきた。


アルハイゼン「貴様、ただの稲妻人では無いな...？」

『ふぇ？』


え、バレた？

いや、隠すつもりはないんだけれど。

それはある種の超えちゃいけない一線のような...？

なんて返答すればいいのか分からず、籠もる口。


アルハイゼン「何か隠し事をしてないだろうな？」


なんでぇｯ?!


『べ、別に隠し事なんか...してないよ？私は』

アルハイゼン「普段倒置法を使わないお前が倒置法を使って言うと更に怪しくなる」

『うえぇｯ？！』


この書記官...怖い！

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