桜花は儚く緑に散る【原神】【スメール男子】

【第十九話】私の正体 ページ21

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必読！500年前の出来事の真相



稲妻にある名も無き無人島をご存知だろうか。

500年前のカーンルイアの滅亡の際、水神を裏切って殺した罪で犯人を封印した島である。

時が経ち、現在その封印が何らかの形で解かれてしまった。

封印された遺跡から出てきた赤子を秘密で育てた夫婦は今朝、逮捕された。

夫婦のもとで育てられた少女は流刑となり、島流しとなった。

その封印から目覚めた悪夢の名は＿＿＿。

(以下略)

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ティナリ「A､体調はどう？良くなった？」

『ティナリごめん。また迷惑かけた...。』

ティナリ「昨日、あのスカラマシュがAを担いでウチを尋ねてきたから驚いたよ。研究途中で倒れた...って聞いたけど大丈夫？」

『うん、大分良くなったよ』


私、自分自身の正体を知ってしまったあの日。

段々クラクラしてきて倒れてしまった。

どうやらあの後スカラマシュがティナリのところまで運んできてくれたみたいだ。

彼に運ばれた、っていうのは不服だけど案外優しいところもあるのかもしれない。

でもまさかあの壁画が自分に関する事だったなんて。

ゆっくり情報を頭の中で整理しながら、ティナリから渡された水を飲んだ。

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