桜花は儚く緑に散る【原神】【スメール男子】

【第十三話】わりかしピンチ ページ15

コレイ「川の上流から悲鳴...まさか！」

『コレイ？！』

コレイ「Aはそこで待ってろ！すぐに戻る！！」


そう言って、弓を片手にコレイは声のする川の上流へと走って行ってしまった。

手助けしたいところだが、生憎私は戦闘経験ゼロ、おまけに片手剣から法器までありとあらゆる武器を持ったことすらない。

だから私もコレイに付いて行っても足手まといになるのが目にみえるから...大人しく、待機することにした。

川のせせらぎを聞きながら、コレイと一緒に摘んだサウマラタ蓮を眺める。

耳をすませば、遠くからコレイが戦っているであろう戦闘する音が聞こえた。

...なんか罪悪感がある。

やっぱり私も少しは戦えるようになろう。


？？「お嬢さん、今一人？」


突然後ろから誰かに声をかけられた。

びっくりして振り向くとそこには＿宝盗団がいた。

しかも集団で。

.........何で？

私これといったお宝持ってないんだけど。

あ、このカゴいっぱいの蓮が狙い？

宝盗団って蓮を狙ったりするのだろうか。

いや、それは考えにくい。


『友達を待っていますが、何か御用でしょうか』


ここで大切なのは、冷静さを保つことと、相手を怒らせないようにすること。

あくまで友好的に接しないと…相手は武器を持っているから。


宝盗団「今からお前の家を俺たちに案内しろ。」


......え、あ、そっち？

【第十四話】覚醒、ここに君臨す。→←【第十二話】素材採集withコレイ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す