【第十一話】甘えたティナリ ページ13
ティナリ「Aはそのうち、稲妻に帰っちゃうの?」
『えッ......』
一瞬訪れる静寂の時。
私とティナリの間に流れるは、暖かくも優しい風。
『私は罪人だから、帰ることすらできないし、帰るつもりも無いよ』
そう答えれば、ティナリははにかみ笑顔で
ティナリ「良かった」
と言った。
今一瞬、心臓に何か...刺さったような.......。
とまぁ気のせいか。
ティナリ「そのうちAがどこか遠くに行っちゃいそうで...僕はすごい怖いんだ」
目を伏せ、哀しい目で訴えてくるティナリ。
レンジャー長として、私の保護者としてティナリをずっと見てきたのだけれど。
こんな表情、初めて見た......。
でも大丈夫、私は行かないから。
ティナリを安心させる為に、優しく尻尾を撫でてあげた。
すると。
スカラマシュ「フン、なぁんだお前も
突如目の前の木陰から、スカラマシュが登場してきた。
急に現れた要注意人物に反応し、ティナリが弓を構える。
私を庇うようにして。
スカラマシュ「全く、Aの仲間は皆殺気たってるよね。僕は今戦う気がないんだけど」
ティナリ「じゃあはやくどっか行ってくれるかな?」
スカラマシュ「言われなくてもても、そうするさ」
なんなの本当...。
それにしても...「ライバル」ってなんの事だろうか。
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かしわぎ(プロフ) - ドーナツさん» 良かったです!最後まで見てくれてありがとうございます(˶'ᵕ'˶ )︎ (4月7日 21時) (レス) id: 4b6ae11ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 最終話おめでとうございます!中々無い終わり方でめちゃ良かったです! (4月7日 12時) (レス) @page43 id: 7609cb840c (このIDを非表示/違反報告)
かしわぎ(プロフ) - ドーナツさん» はわわ、ありがとうございます〜!モチベ爆上がりです!!! (3月24日 19時) (レス) @page28 id: 4b6ae11ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - すごく面白いです!放浪者好きすぎるので嬉しさ爆発です!!これからも書くの頑張ってください!!応援めちゃしてます!! (3月22日 13時) (レス) id: 7609cb840c (このIDを非表示/違反報告)
かしわぎ(プロフ) - 夜月 サキさん» ありがとうございます.ᐟ.ᐟ放浪者...良いですよね分かります♪ (2月26日 18時) (レス) id: 4b6ae11ae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かしわぎ | 作成日時:2024年2月12日 23時