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第3章〜過去と現在 ページ5

立原said
立「Aの簪は、どういうのなんだ?」

貴『ええっと、雪結晶に桜の花が付いているの!!』

ふ〜ん、結構目立つと思うんだがな
ガサガサ
花畑の中二人で簪を探す
キラリ
ん?
何か光ったな
光った場所に行くとAが言っていた簪と同じ物があった
もしかしてこれか?

立「A〜!!これか〜!!」

貴『あっ、それ!!』

嬉しそうに走って来る
が、

貴『あっ』

途中で躓いてAの体が傾いた

立「A!!」

ボフンッ

貴『ヘァ……………………?』

立「////!!」

Aを支えようとしたら、俺も躓いてその上にAがいる
花畑のお陰で怪我はない

貴『ありがとう道造!!』

Aはそのまま俺に抱きついた
馬鹿………
抱きつくな………

立「なあ、A」

貴『?何、みちぞンッ』

俺はAに接吻した
まあ軽く唇に押し当てただけだが

立「好きだA
会ったばっかりだけど、一目惚れした」

貴『………駄目だよ………』

立「何でだ?」

貴『だって……ヒクッ私……“化け物”……だもんヒクッ』

Aを見ると涙目になっていた
訳を聞くと、自分は妖怪と人間の間同士が結ばれて出来た人間だと不思議な力が使えると泣きながら言った

だけど…………、

立「それでもAはAだ
俺から見たら“化け物”じゃない
“普通の人”だ
それでも“化け物”って言う奴がいるなら俺がずっと側にいてAを守る
それなら、Aは人だろ」((ニカッ

貴『ウ、ウ、ウワァァァァァァァァァン!!』

立「泣くなよ!!これからは側にいる!!守ってやる!!だから………」



“泣かないで笑ってろ!!”










































立「落ち着いたか?」

貴『う、うん……』

Aが泣いて落ち着いた
そこまで嬉しかったのか……

立「もう帰んねぇと貴『ね、ねぇ』ん?どうした?」

貴『((モゾモゾあの、ね、また、明日、此処に来る?』

立「ああ、勿論!!また来る!!」

貴『うん!!』

これが俺とAの出会いだ
一年位遊んだ
だけど、いつからか会えなくなった
そして、また会うまで忘れていた

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設定タグ:文スト , 立原道造 , 少し妖怪要素あり   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:山吹桜 | 作成日時:2018年7月16日 13時

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