おいそこの犬【安室透/降谷零】 (ページ7)

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ヒロの「腹減ったー」発言から俺、ヒロ、姫宮の3人で昼飯を食べに来た。

店内に入り個室へ向かう。

ふと斜め後ろを見ればちっこい犬がちょこちょこ俺の後ろを付いてきていた

さっきから難しい顔でメーニューとにらめっこする姫宮

緑「どうしたんだ？ユリ」

『んん～、これなんて読むんですか？』

「はぁ？お前漢字読めないのか」

『勉強中です！』

おいおい、そんなんで日本警察が務まるのか。

ようやくなににするか決めたようで、3人分注文する。

そして料理が運ばれてきて目をキラキラさせながらキャンキャン騒ぐ犬

『！！おいひいでふ！！』

「飲み込んでから喋れ」

『ｺﾞｸﾝｯ…オイシデス！』

「なんでカタコトなんだよ」

思わず頬が緩む

『んー日本にはほとんどいなかったのでです』

のでですって…

は？待てよ？

「「日本にいなかった？！！」」

見事にヒロとハモった

『私日韓ハーフなんです！生まれは日本なので国籍は日本ですがほとんどいませんでした！韓国の小学校卒業してからはアメリカで勉強していっぱい学校行きました！』

緑「大学とかも何個も行ったってことか？」

『そうですよ～！』

「飛び級でか？」

『はい！』

嘘だろ。こんな見た目中学生の中身犬で実はめっちゃ頭いいのか。

「そういえばお前年は？」

『22です！』

緑「俺らの２つ下かぁ。すごいなユリ」

『？ありがとうございます！』

何かもわかってないのにお礼を言う姫宮。
やっぱりアホだ。

緑「にしても美味そうに食べるよなぁ。こりゃ
奢りがいがあるわ」

「お前の奢りじゃないだろ」

緑「ははっ、ゼロくんご馳走さまでーす(笑)」