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銃弾を軽々と避けながら両手にある銃で敵の銃やライフルを撃ち落とす姫宮
高く宙返りして空中にいながらも一発も外さずに当てる姫宮
普通なら発砲した際の反動で体勢が崩れるため、しっかりそれに耐えられるよう体を安定させて打たなくてはならない。
けどこいつは何の躊躇もなく、しかも両手で2つの銃を操る。
彼女の表情を見て思わず息を飲んだ。
こんな姫宮今まで一度も見たことがない。
いつものヘラヘラした顔はどこいった
こんな真剣な顔もできるんだな。
そんなことを考えながら俺も奴らの手元を狙う。
全員の武器が使い物にならなくなったところで指示を出す。
「取り抑えろ」
無事全員捕獲して、大型車2台に分けて乗り込ませているところだ。
指示を出し終わり姫宮に歩み寄る。
そして正面から頭を鷲掴む。
『イイイイ.イタイイタイイタイイタイイイ‼降谷さん‼あああああたまが割れますはなしてください!!!!』
「お前自分がしたことわかってるんだろうな?」
ニコッと笑ってみせる。
それを見た姫宮は
『ヒィィィッ!!ごめんなさい!!でも上から降谷さん狙ってるやつがいたから!!!』
そういえばそうだったな…
「助けてくれたのは感謝する。でもな、それとこれは別だ。誰が勝手に囮になって飛び出していいと言った?ヒロの指示も聞かずに」
『だって!それ待ってたら降谷さん完全に打たれてましたよ!!それがわかってて黙って見てられるわけないじゃないですか!!降谷さんが怪我するのなんて私嫌です!!』
「、、ッ!?」
泣きそうになりながらそう訴えてくる姫宮
思わず頭をつかんでいた手の力が抜けた。
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匿名 - 読んでてとても面白かったです!主人公も可愛くて続きが楽しみです!更新、頑張って下さい! (2019年3月10日 12時) (レス) id: 9d56b04fee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Saran | 作成日時:2019年3月4日 23時