守らなくてはならないもの【安室透/降谷零】 (ページ15)

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ｺﾝ.ｺﾝｯ

「「失礼します」」

零は私がここにいる事を知っていたが、知らなかったヒロは私を見てびっくりしている。

黒「来たか、座ってくれ」

2人が座り、黒田理事官が話し出す

黒「これから話すことは機密事項、他言無用だ」

「「ｯ、はいっ」」

黒「君たちにはある組織に潜入してもらう。今までの組織とは格段に違う。今世界で最も危険とされる"黒の組織"だ。ここにいる九条ユリも1年前からFBIとしてこの組織に潜入している」

緑「？！FBI？？ユリが、、、！？」

黒「九条を知っているのか」

降「僕ら3人は小学校からの幼馴染です。警察学校時代の同期でもあります」

黒「なぜ言わなかったんだ」

こっちを見てくる黒田理事官

睨んでるつもりはないんだろうけど怖い

『特には、』

黒「まあ構わないが。彼女は医者として潜入していて組織のNo.1と接触している。付きっきりだったため他の組織の人間との接触はほぼなかった。そこで君たちには、他の奴らに接触して情報を入手してもらいたい。少しでも疑われれば即殺される。ぬかるなよ」

「「はいっ」」

黒「そして彼女には今日から降谷の補佐役、お
よび君がいない時の指示役をしてもらう。本
来は警察庁警備局警備企画課所属だ。
FBIと関わりがあって何かと信頼性があり、
先に組織のことを調べてもらうために警察学
校卒業後すぐにFBIに派遣していた。」

降「でもどうしてFBIに」

黒「FBIはここより先に組織に潜入するとのことだったからな。FBIから情報提供されるより、直接こちらの人間を派遣させる方が借りを作らなくてすむ。それにFBIと以前関わりがあり、実力もある九条なら適任だと思った」

それから組織について詳しいことを2人に説明した。

そして2人の偽名も決めた。

零は安室透

ヒロは大田涼也

そして私の偽名は朝比奈カレン

ちなみにカレンという下の名前はアメリカ国籍のものだ。

この名前は潜入中に使っている。

もちろん組織以外にもだ。