小鳥さんと戯れる ページ24
ちゅん、ちゅん。
小鳥さんのさえずりは私の目覚まし。
カーテンを開ければ暖かい日差しが私を包み、
窓を開ければ爽やかな風が吹く。
ふと、窓から小鳥が2羽飛んできて、私の右肩に並んで体を休めた。
『…いつもより、起きる時間が早かったみたいです』
けれど、眠気がさっぱり飛んでいってしまった様。
窓の近くの椅子に腰掛け、朝日を浴びて暖まる。
『風も相まって、とても気持ちいいですね…』
ちゅんちゅん、ちゅんちゅん。
また小鳥が飛んでくる。
次は左肩へ、頭へ。
他の小鳥も飛んできた。
…止まる場所がないの？
手を出せば人差し指に止まった1羽の小鳥。
また、また。
沢山飛んでくる。
『……ふふっ
さあ、皆で日向ぼっこをしませんか？』
コンコン、と鳴らされる扉の音。
小鳥は首を傾げているわ。
『はぁーい？』
シルバー「俺だ、シルバー。」
『お兄様！どうぞ入られてください！』
シルバー「失礼する」
シルバーの目に広がる光景。
それはまさに、美しい女性が小鳥と楽しく戯れる、
童話の中のお姫様のようだった。
シルバー「小鳥は、もう大分懐いたんだな…流石だ」
『ふふ、はい！
皆とても愛らしくて、擽ったいです』
いつの間にか、1人以外の時は敬語で話す癖が付いてしまった。
お兄様がナイトレイブンカレッジに入学してから、会う事も出来ず。
笑顔で居続ける。
もう、それに慣れてしまった。
シルバー「…俺と話す時、無理に笑う必要は無い。
俺がここに入学してから会わなくなって…
知らない人々に囲まれて、その笑い方が定着したんだろう？」
お兄様には全て見抜かれている。
『…そうですね。
ありがとうございます、お兄様。』
ふわり、と顔に浮かべられたお兄様の笑顔。
こんな風に話すのはいつぶりだろうか。
あぁ、ここにコウモリさんがいれば、昔と同じ…
シルバー「ここの生活には、もう慣れたか？」
『はい。みなさんとてもお優しくして下さりますし、
なによりお兄様がいらっしゃるのです。
心強いですし、これから楽しくなりそうです』
ふいに、頭に乗る暖かく、優しい重み。
お兄様が私の頭を撫でている。
『…お兄様？』
シルバー「…！すまない、つい、昔の癖で…」
『ふふ…懐かしいですね』
暫く身を任せて、小鳥と戯れていた。
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マナ(プロフ) - 紅蓮華さん» 返信遅れてしまい、また、更新できずすみません！！ありがとうございます、沢山絡ませます！！！ (2020年4月8日 0時) (
レス) id: 4c22f265eb (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮華 - ディアソムニア最高！！リリア様とマレウス様推しです！ディアソムニア寮推しの全寮推しですね！！もっとマレウス様とリリア様と絡ませてください！！ (2020年4月7日 18時) (レス) id: 1fa4972d94 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 人形師さん» わー！！ありがとうございます！！リドルさんも推されているんですね、読者様の推しさんと絡ませていこうとも思ってるので、リドルさんやハーツラビュルも出していきたいです！！ご愛読頂いてありがとうございます！！ (2020年4月1日 23時) (レス) id: 4c22f265eb (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです！大好きです！最推しがリドル様とマレウス様なのでとてもきゅんきゅんしながら読みました！ (2020年4月1日 22時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 燐火さん» ゎぁぁご愛読頂きありがとうございます！！マレウス様最推しなんですねっ、これからも沢山まレウス様との絡み増やしていきます、キャラ崩壊しますがそこはご勘弁を…！！ (2020年4月1日 13時) (レス) id: 4c22f265eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マナ | 作成日時：2020年3月29日 21時
