Snow short Story

☆ ページ21

『もしもしー？』

『こーじー』


誰？・・・・・・。


『めぐきゅん！！』

『どうしたの？万能調味料こと塩麹より向井康二くん？』

『あれ？俺LINE送って』

『電話の方が早いかなって思って、それに声も聴きたかったしね』


なんでめぐきゅんは、こういうことをサラッと言えてしまうんや！やっぱり男前は違うんやなぁ。


『今、時間大丈夫なん？』

『ラジオも終わったから大丈夫だよ』

『ラジオ聞いとったで！それ伝えたくてLINEしたんよ』

『そうなんだ。ありがとう。どうだった？』


俺は、めぐきゅんにラジオを聞いた感想を伝えた。○太くんがいかにかっこよくて、何やってんだよコーナーで俺も何やってんだよって言われたかって、電話越しのめぐきゅんはたまに相槌を打ちながら聞いてくれる。


『こーじ君は、相変わらず○太くんばっかりだね。・・・俺は？』

『しょーたくんのこと大好きやからね！・・・・めぐきゅん？めぐきゅんは、ラジラーサタデーって言ってるのめっちゃ可愛かったで！』


めぐきゅんのため息が聞こえた。


『俺が聞きたいのは、可愛かったとこじゃなくて、かっこよかったとこ！俺はかっこよくなかったの？』

めぐきゅんのかっこよかったとこ？ラジラーサタデーが印象に残りすぎていて、かっこよかったとこかぁ・・・・・・・・！！


『あったで！カッコ良かったっていうより、ドキッとしたとこなんやけど』

『どこどこ？』

『最後のお休みのチュー対決は、ドキッとしたで。ド○○キして、寝れそうにないんやけど、どうしてくれるん？』

『チューしたら寝れなくなっちゃうよね。起きてて？』


めぐきゅんは、笑いながら話す。


『めぐきゅんが、電話付き合ってくれるなら起きてるわ』

『しょうがないなぁ・・・。眠くなるまでは付き合っててあげるから』

『よっしゃ！・・・・あっ、けどめぐきゅんが眠かったら寝てくれてええからな』

『こーじ君の声聞いてたら、眠くなくなってきたから大丈夫だよ』


やっぱり、めぐきゅんってドキッとすることをサラッと言えるからズルいわぁ。俺もめぐきゅんみたいなスマートな男前目指して頑張ろ！！

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