やっぱりきみでよかった〈松村北斗〉 (ページ23)

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まだ何枚かページは残っているけど

「あ、もう終わりだ」

少しだけと思っていたのにページをめくるにつれて色々な思い出が蘇ってきて懐かしくなった

『なに？
…やっぱり樹の隣に居たかったなって思ってる？』

私そんな風な顔してたのかな

好きだなって
北斗のことを考えてたのに

「北斗、」

『…なに？』

そんな不安そうな声で聞かないで

そんな悲しそうな顔しないで

「好きだよ」

『誰が？』

いつもはふざけてはぐらかすことが多いけど

「北斗が好きだよ」

『…知ってる』

そうやって素直じゃないところも

照れて耳が赤くなるところも

「好き」

『もういいって』

「今度は北斗との思い出のアルバム見ようね」

『それはちょっと、やめない？』

そう言いながら頬が緩んでる北斗を見てたら

「好きだよ、北斗」

好きが止まらなくなった

＿＿
更新遅くなりすみません！
今後もかなりのスローペースになると思いますが読んで頂ければ嬉しいです！

順位も上がってるしお気に入りして頂いている方も増えてる😭
ありがとうございます！