検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:19,262 hit

+ ページ36

*yoohei side





ぐいぐいと腕を引っ張りながら
薄暗い廊下を少し歩いて、
右手に曲がってドアを閉める。


もちろん鍵を掛けるのも忘れずに。




「ちょっと、川上くんっ、」




文句言いたそうにしてるAさんの口唇を
そのまま塞いだ。




「、、んっ、、は、、っ、か、わかみくんっ、」




重ねていた口唇を首筋の方に動かして、
手で避けた髪を耳に掛けたら、そのまま吸い付く。




「、、んんっ、、だ、めっ、、」




ダメなんかじゃないでしょ?
こうされるの好きなクセに。


くちゅっとワザと音が出るように耳を舐めれば、
俺の腕を掴む手にぎゅうっと力が入った。




「、、ねえっ、、川上くんっ、、」




呼んだって反応なんかしてやんない。
そもそも呼び方、間違ってるし。




「・・・川上くんってば!」

「名前で呼んでよ」




耳を塞ぐように吐息を吐き出しならそう言ったら、
びくって体を揺らしちゃってめちゃくちゃ可愛い。




「川上くんでしょ?!ここ会社だしっ!」

「・・・」




その言葉に、内心チッと舌打ちしたくなった。




実は感じちゃってるクセに、
態度はこんなに可愛いクセに。


出てくる言葉は正反対なんだよな。




なんか気に入らないなーって、
また耳を攻め始めたらグイッと体を押し返された。




「ちょ、、分かった、帰ってからっ、、」

「Aさん、年下の性的欲求ナメてんの?」




押し退けられた体を、
負けじとグイッと近づけ直す。




チカラじゃ俺の方が上に決まってんだから。




スカートをたくし上げて、
太ももにイヤラシく指を這わせていく。




「、、っ!、ちょっ、、と、、っ、、」




俺の手から逃れようと、
Aさんが体を捩らせる。




「、ねえっ、、ダ、メっ、、」




それでも俺は這わせた指を脚から上に滑らせて、
Aさんの一番敏感な部分に近づけていく。




「、、ちょ、、っ、ほんとにっ!!!」




その言葉と同時に高速で何かが目の前を横切った。
と思ったら、
額に鈍い痛みが走った。




「痛ってえええ!!!」

「もうっっ、離してっっ!」

「・・・ヤだ」




思い切り叩かれたけど、
俺はAさんの体を離さなかった。




そんな俺にAさんは呆れ顔をしている。





*

+ ▽→←5:45 p.m.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
設定タグ:Alexandros , 川上洋平
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

叢雲(プロフ) - 吉野さん» 楽しみにしていただいてありがとうございます。お疲れな彼女を甘やかしてあげる洋平さんでしたー。雰囲気が最高と言っていただけて嬉しいです。続きもお楽しみいただければと思います(^-^) (2022年2月24日 0時) (レス) id: 7fa6a761c1 (このIDを非表示/違反報告)
吉野 - 更新楽しみに待っていましたε=ε=(ノ≧∇≦)ノ洋平さん と主人公さんの雰囲気がとっても最高です(≧∇≦)b続きが益々楽しみになりました( ´艸`)身体に気をつけて毎日を楽しくお過ごし下さいませ(^_^)ゞ (2022年2月22日 22時) (レス) @page48 id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - あゆさん» こちらこそお読みいただいてありがとうございます。ドキドキしていただけるかは分かりませんが、続きもお楽しみいただければ幸いです! (2022年2月8日 0時) (レス) id: 7fa6a761c1 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - 瑠々花さん» ご覧いただいてありがとうございます。なんだか不穏な空気が流れてましたね。続きもお楽しみいただければと思います(^-^) (2022年2月8日 0時) (レス) id: 7fa6a761c1 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - こんばんは。更新ありがとうございます。転の展開ですね〜!若さとか勢いとか、どう転がっていくのか…。ドキドキしながら、楽しみに待たせていただきます。 (2022年2月8日 0時) (レス) id: b6bdc3d8d4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:叢雲 | 作成日時:2021年9月22日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。