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「ぶはっ、、ちょ、、なにすんの！」
「あっ、もうこんな時間！
出掛けなきゃ遅刻しちゃう！」
「えー、今日くらい休もうよ。
もっといちゃいちゃしたくない？」
そ、れは、・・したい、けど・・・。
「・・・会議、あるの！」
少しだけ後ろ髪を引かれる思いがしたけれど、
そんな未練を振り切るようにそう言った。
「ちえー」
「洋平くんは？」
「俺、今日は午後から」
「え、じゃあどうする？」
「んー、もうちょっとゆっくりしていってもいい？」
「それは構わないけど・・・」
えーと、じゃあ、どうしよう？
洋平くんに戸締りしてもらうことになるんだよね？
私が使ってる鍵を渡して会社で返してもらう？
でもそれは、ちょっとリスクが高過ぎる気がする。
それなら鍵を閉めてもらった後、
どこかに隠しておいてもらうとか・・・？
「Aさーん。鍵、ちょうだい？合鍵」
ベッドの中から長い腕を差し出して、
首をちょっと傾けている。
・・・え、なに？
そのあざとさってワザと？
それとも天性なの？
どちらにしろ可愛い仕草でさらっと合鍵を要求してくるなんて、
私、とんでもない子に捕まってしまったかもしれない・・・。
「・・・合、い鍵ね、、どこだったかな」
鍵を探して、シャワーも浴びて、
そんなことをしていれば、
どんどん時間が過ぎてしまった。
慌てふためいて玄関へと向かう。
「洋平くん！シャワーとか使っていいし、あるものは好きに使っていいけど
私がいないからってあんまりあちこち見ないでよっ！？」
「んー、取り敢えず下着のある場所だけ探しとく」
「・・・やめてよ、ばかっ！」
もう！変なことばっかり言うんだから！と、
靴を履きながら振り返る。
「ははっ！いってらっしゃい」
寝室のドアから上半身だけを覗かせて
嬉しそうに笑っている洋平くんが
ひらひらと手を振りながら見送ってくれた。
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叢雲(プロフ) - 吉野さん» 楽しみにしていただいてありがとうございます。お疲れな彼女を甘やかしてあげる洋平さんでしたー。雰囲気が最高と言っていただけて嬉しいです。続きもお楽しみいただければと思います(^-^) (2022年2月24日 0時) (
レス) id: 7fa6a761c1 (このIDを非表示/違反報告)
吉野 - 更新楽しみに待っていましたε=ε=(ﾉ≧∇≦)ﾉ洋平さん と主人公さんの雰囲気がとっても最高です(≧∇≦)b続きが益々楽しみになりました( ´艸｀)身体に気をつけて毎日を楽しくお過ごし下さいませ(^_^)ゞ (2022年2月22日 22時) (レス) @page48 id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - あゆさん» こちらこそお読みいただいてありがとうございます。ドキドキしていただけるかは分かりませんが、続きもお楽しみいただければ幸いです！ (2022年2月8日 0時) (レス) id: 7fa6a761c1 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - 瑠々花さん» ご覧いただいてありがとうございます。なんだか不穏な空気が流れてましたね。続きもお楽しみいただければと思います(^-^) (2022年2月8日 0時) (レス) id: 7fa6a761c1 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - こんばんは。更新ありがとうございます。転の展開ですね〜！若さとか勢いとか、どう転がっていくのか…。ドキドキしながら、楽しみに待たせていただきます。 (2022年2月8日 0時) (レス) id: b6bdc3d8d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叢雲
| 作成日時：2021年9月22日 23時
