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*





「Aさん、、声、かわいいっ、、もっと聞かせて、」

「や、、だっ、、恥、ずか、し、、」

「あー、ヤバイ、、、
もぅ嬉しくて、頭に血が昇りそう」




昇りそうじゃなくて、
たぶんもう昇りきっちゃってるってば!




止まらない川上くんの手が
するりと服に滑り込んできて、


触れられた指が冷たくて
びくっと体を揺らした。




帰ってきたばかりの部屋の中も空気が冷えきってるし、
せめて暖房くらいつけさせて欲しい・・・。




「Aさん、あったかい・・・」

「おかげで私は冷たい思いしてるけど」

「・・・ふはっ、笑」




笑った拍子に落ち着いたのか、
はあーっ、と川上くんが大きく息を吐き出して
こつんとお互いのおでこをぶつけてきた。




「シてもいいよね?シたい。
Aさんのこと、全部俺のもんにしたい」




声のトーンは落ち着かせていたけれど、
目の前で向けられた視線は
逃がす気はないとでも言うように熱くて鋭くて。




もう覚悟を決めなきゃいけない。
認めなきゃいけない。


私は、半年くらい前に出会った
この小生意気な年下男子のことが好きなんだって。




だから、




「・・うん、」




と小さく頷いた。




「ベッドどこ?」

「え?」

「ベッド!」




掴まれた手首がぐいっと引っ張られて、
また手を引かれる形で小走りになる。




「あ、そこ、右の、、」




寝室のある場所を告げようとすると、
言葉の途中で川上くんが勢いよくドアを開け放つ。




部屋の中に一歩入ると同時に腕の中に引き込まれて、
そのまま一緒にもつれるようにベッドの上へとなだれ込んだ。





*
オトナなオハナシ
→[A]Under Ground - 4

8:00 a.m.→←9:20 p.m.



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叢雲(プロフ) - 吉野さん» 楽しみにしていただいてありがとうございます。お疲れな彼女を甘やかしてあげる洋平さんでしたー。雰囲気が最高と言っていただけて嬉しいです。続きもお楽しみいただければと思います(^-^) (2022年2月24日 0時) (レス) id: 7fa6a761c1 (このIDを非表示/違反報告)
吉野 - 更新楽しみに待っていましたε=ε=(ノ≧∇≦)ノ洋平さん と主人公さんの雰囲気がとっても最高です(≧∇≦)b続きが益々楽しみになりました( ´艸`)身体に気をつけて毎日を楽しくお過ごし下さいませ(^_^)ゞ (2022年2月22日 22時) (レス) @page48 id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - あゆさん» こちらこそお読みいただいてありがとうございます。ドキドキしていただけるかは分かりませんが、続きもお楽しみいただければ幸いです! (2022年2月8日 0時) (レス) id: 7fa6a761c1 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - 瑠々花さん» ご覧いただいてありがとうございます。なんだか不穏な空気が流れてましたね。続きもお楽しみいただければと思います(^-^) (2022年2月8日 0時) (レス) id: 7fa6a761c1 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - こんばんは。更新ありがとうございます。転の展開ですね〜!若さとか勢いとか、どう転がっていくのか…。ドキドキしながら、楽しみに待たせていただきます。 (2022年2月8日 0時) (レス) id: b6bdc3d8d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:叢雲 | 作成日時:2021年9月22日 23時

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