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8 旅支度 ページ10

目を覚ました私は身体を起こす

「起きたか」

「鱗滝さん…」

気づけば家にいた

何故あの時池を斬れたのか

それは何となくしかわからなかった

ただ、感覚はよく覚えている

鱗滝さんが炭治郎の様子を見に行き

しばらくすると戻ってきた

「A?」

「炭治郎…岩…」

「あぁ、斬れたよ」

穏やかな表情でいう炭治郎に驚きつつ私も笑った

「そっか」

それから鱗滝さんから本当は選別に行かせるつもりはなかったと聞いた

しかし強くなった私たちは選別へ行かせてもらえる

あとそれから大きな手で撫でてくれた

目があつくなりなにかが込み上げたがぐっと堪える







「…飯だ」

その日はとても沢山のご飯があった

炭治郎も驚き覗き込んでいる

どうしたんだろう

「どうしたんですか?こんなに…」

「全ての修行を終えた祝いだ、遠慮せず食うと良い」

優しい鱗滝さんの言葉に甘えよう

「ありがとうございます!」

炭治郎も受け取り二人で食べる

あったかい

とても、とても…

美味しいよ…

「にしてもA、髪伸びたな?」

「ん?…ほんとだ…って…炭治郎もしっかり伸びてる」

そういい炭治郎の髪を軽く撫でる

「切らないとな、Aはどうする?」

「遠慮しとく、もう少し伸ばす」

「わかった」

夕餉が終わりお互いに身支度をとる

炭治郎は髪をきり私は黙想していた

最終選別……生き残ろう…

後ろの会話が聞こえないくらい集中していた

だから炭治郎の声にも反応できなかった

「…!…A!!」

肩を叩かれてようやく気付く

「え?…炭治郎?」

「今日の鍋、うまかったよな!」

「えぇ、とっても…おいしかったです」

鱗滝さんのほうを向ききちんとお礼を言う

「そうか、よかった」

黙想…もうやめよう





その後鱗滝さんがお面をくれた

「…真っ黒…」

「これは?」

「厄除の面と言う、災いから守るように呪いをかけておいた」

何故…真っ黒…?

炭治郎の白いのに…

「お前さんのは少し特殊にかけた、見知らぬ土地からきただろう、無事帰れるようにな」

なるほど…そっか

それを抱きしめ今日は早めに眠りにつく

明日に備えて

9 出発の刻→←7 最終試練



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ルナイト☆(プロフ) - みんみさん» コメントありがとうございます!コメ内容の嬉しさに私は空を飛べそうです!頑張らせていただきます! (2021年1月11日 20時) (レス) id: f41e96a315 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - こんにちは!コメント失礼します。煉獄さんが好きすぎて一気に読んでしまいました^ - ^煉獄さんの登場楽しみにしてますっ!! (2021年1月11日 13時) (レス) id: 51bdc8dd02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルナイト☆ | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年11月6日 16時

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