7 最終試練 ページ9
毎日毎日鱗滝さんの修行を繰り返した
半年過ぎても池は斬れなかった
「どうしよう…」
負けるな…前に進め！
「このやろっ！」
「それじゃあダメだよ」
えっ
足元を滑らせ水に入る
「冷たいっ！…君は？」
「……私は真菰…なんで斬れないか、わかる？」
「力が足りない…」
「違うよ」
そう言われたとき手足が凍るように強張った
なぜ…じゃあ…なんで…
「癖がついてるから、上手く力が入らない、肺が育ちきっていない」
肺…
「じゃあ、鍛えるしかないってことだよね」
真菰に確認するように問う
「うん、それしかないよ、癖は直してあげる」
それから昼は真菰、夜は錆兎が教えてくれることが増えた
錆兎は無口な上表情読めない
しかし強い
死ぬほど強い
「踏み込みが甘い！何をやっている！女だからって甘えてるのか！」
「ちがう！！！」
何度も何度も叩き込まれる
呼吸も使いながらよく見る
よく見る…だけではダメだ
勘よ…働け！
「そこだろ！」
私の振った刀は錆兎の刀を弾く
しかし錆兎の刀を弾くのに半年もかかった
「ようやくか」
そういい錆兎は消えてしまった
水の音が激しく聞こえる
目の前は真っ二つに斬れた池
隙間から水が流れていく
「あれ……」
いつの間に…でも…斬れてる
最終選別に…いける…
報われた…特訓してきたことが…
二人に教えてもらったことが…
そう思いながらもその場に座り込み目を閉じた
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ルナイト☆(プロフ) - みんみさん» コメントありがとうございます！コメ内容の嬉しさに私は空を飛べそうです！頑張らせていただきます！ (2021年1月11日 20時) (
レス) id: f41e96a315 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - こんにちは！コメント失礼します。煉獄さんが好きすぎて一気に読んでしまいました^ - ^煉獄さんの登場楽しみにしてますっ！！ (2021年1月11日 13時) (レス) id: 51bdc8dd02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナイト☆ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年11月6日 16時
