19 聞き込み調査 ページ22
炭治郎と別れたあとは真っ直ぐ目的地へ向かう
まだまだ日が高い
時折行き交う人に挨拶を交わしながら歩き続ける
畑の香りや風が頬を掠め
ふと途中の甘味屋さんが目に入った
炭火で焼かれているお団子
「美味しいぃぃ…」
みたらし団子とお茶を悠々と楽しむ
任務があるからあんまり長居はできないけど食べてよかった…
こんなにも美味しいとは…
現代といえば基本パックに入った3本入りの団子だったなぁ
スーパーに無かったらコンビニ行ってたし
こういうのって風流でいい感じ…
外に設けられた長椅子に番傘
少し上を見上げながら任務のことを考えた
「……」
もうすぐ着く町に目を向けながら
夜になってこどもが消える…
どこで見張れば一番いいかな
そもそも子どもが外に出かけているの？
それとも家から？
町の人に聞かなければならない
頭の中で行動をまとめ立ち上がる
「ごちそうさま！美味しかったです！」
お金を手渡し街へ向かい歩く
「…」
まずは聞き込みだね
ふと同じ鬼殺隊の人とすれ違い立礼をし歩く
顔は見なかったけど真っ白な布に炎のような模様だったな、あの羽織
燃えるような色彩を目に記憶して町へ入った
「…」
その後ろを見られているとは知るはなかった
真っ直ぐで曇りのない瞳に
「こういう事だよ」
「そうですか…ありがとうございます」
収穫ナシ
お辞儀をしてまた聞き込む
「こんにちは、お話いいですか？」
「今忙しいんだ」
断られることも多々ある
困ったなぁ
「お姉ちゃん何者だよ」
声の主は小さな子供だった
彼の左手は彼より小さな少女の右手と繋がっていた
しっかりと握られている
「さっきから色々町の奴らに聞いてるけどさ、あいつから守ってくれるのか？」
あいつ？
「ねぇ君、その話ちょっと詳しく教えてほしいな」
その子の話には一番信頼性が見えた
話はこうだった
ある日妹を寝かしつけたあと水を飲むために台所に向かった
その時たまたま開いていた玄関を見れば外を歩いていた子が落とし穴に落ちたように消えたそうだ
つまり外を歩いていてか
「なるほどね、他は？」
「覚えてない…怖かったから…」
「そう…偉いねよく耐えたね」
目を合わせ頭を撫でる
「…お姉ちゃん…必ず原因を突き止めてね」
「うん、その原因を無くすのがお姉ちゃんの仕事だから」
「約束だよ」
「うん、約束」
指切りをして微笑む
そうと決まれば…
スッと立ち上がり周りを見渡す
道の形を把握しないと
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ルナイト☆(プロフ) - みんみさん» コメントありがとうございます！コメ内容の嬉しさに私は空を飛べそうです！頑張らせていただきます！ (2021年1月11日 20時) (
レス) id: f41e96a315 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - こんにちは！コメント失礼します。煉獄さんが好きすぎて一気に読んでしまいました^ - ^煉獄さんの登場楽しみにしてますっ！！ (2021年1月11日 13時) (レス) id: 51bdc8dd02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナイト☆ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年11月6日 16時
