10 最終選別 ページ12
いよいよ最終選別がはじまった
「A！こっちに行こう」
「いや、炭治郎…ごめんね」
「えっ…」
驚く炭治郎に告げる
「ここからは私一人で戦う」
炭治郎に守られて鬼殺隊には入りたくない
自分の力で
「じゃあね」
「…あぁ！Aも頑張れ！」
去りゆく炭治郎の背中を見つめた反対へ走る
きっと太陽の位置的にみんな東へ向かう
だけど光速ってそんなに差はないからむしろ西の方がいいかもしれない
現代で習った知識を使い結論に至る
何かいる…な
立ち止まり柄に手を取る
「……そこ、死角になってないですよ」
木の影に伝えた
「最初から気にしてねーよ」
鬼だ、初めて見る
思ってたものよりずっと怖い
あっ、ちなみに絵本に出てくるようなの想像してたとか言えない
「俺の餌になりな」
「ごめんなさい、そういう告白はちょっと」
「あ！？」
次の瞬間、鬼の首が飛ぶ
「…受け付けてなくて」
Aがすでに鞘から刀を抜いていた
全集中
「水の呼吸 参ノ型 流流舞い」
静かに鞘に刀をおさめた
キンッと音と共に鬼の体が倒れる
うん、戦えてる…
大丈夫…
呼吸を整え歩く
「………」
鬼といえば…桃太郎…だったなぁ、私は
おばあちゃんがよく読んでくれてた
強くて賢い
顔をあげるといつのまにか鬼の首を何人も落とした
「人肉ダァァァ！」
意外と…遅い？
「…ﾋｮｪ」
スパッと切り落とし血を払う
ちょっと待って…錆びて…はない…
炭治郎…大丈夫だといいな
「……？…！？」
全身の産毛が逆立つような感覚
これは誰にだってわかる
ヤバイ奴だ
慌てて柄に手を伸ばす
なんだ？何事？…
「…あ？………女か、女の肉はイイナァ、柔らかくて脂肪もある」
えっｷｯｯｯｯｼｮ
「……」
表情を改めてなんとか堪える
デカ過ぎない？もし人を食べてるなら…
40？はいってるな…これ…
「あ？キツネの面のガキ…なるほどなぁ…」
厄除の面がどうしたんだよ…
「……」
距離をとりつつ睨みあげる
「冥土の土産にいいこと教えてやる」
冥土の土産…
「東の方、鱗滝というやつが捕らえた鬼がいる そいつは鱗滝の弟子を十何人も食っている」
鱗滝さんの…？弟子…
「その面が目印だって、ずっと言ってたぜ？」
面が……？
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ルナイト☆(プロフ) - みんみさん» コメントありがとうございます！コメ内容の嬉しさに私は空を飛べそうです！頑張らせていただきます！ (2021年1月11日 20時) (
レス) id: f41e96a315 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - こんにちは！コメント失礼します。煉獄さんが好きすぎて一気に読んでしまいました^ - ^煉獄さんの登場楽しみにしてますっ！！ (2021年1月11日 13時) (レス) id: 51bdc8dd02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナイト☆ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年11月6日 16時
