17 ページ19
次の日､悟は昨日のことがやっぱり気になり､任務の帰りにあの裏山の小屋へ立ち寄った｡
悟「やっぱり変わったとこは何も…」
傑「Aの次は悟か…」
悟「うおっ､傑？！」
傑「どうせ昨日の事が引っかかってるとかそんなところだろ｡同じ事してどうすんの」
さすが親友と言うべきか､悟の考える事を察している｡
傑「一人で探っても収穫ないでしょ｡こういう時こそ頼って欲しいね」
悟「……」
解せない､という顔だ｡
悟「何だよ､手柄独り占めにしてAにちやほやされようと思ったのにな〜」
傑「抜け駆けは見過ごせないな」
少しおどけて見せた悟に､傑はフッと笑う｡しかしその時､
悟「……！傑…！！」
傑「……あぁ…」
近づく何かの気配に素早く反応する悟と傑｡
二人が隠れている場所から小屋の方を覗くと､なんと前とは違う呪霊が入っていこうとするのが見えた｡
悟「今度こそ見逃さねぇ…」
傑「呪霊が入った後に行くんじゃなくて､直接ついて行った方が確実なんじゃないか？アイツは見た感じ雑魚だ｡バレてもあまり問題はないだろう」
悟「アレと同時に小屋に入るってことか…確かにそれなら逃しにくいわ｡それでも昨日みたいに中に何もいないんだったらもう訳分かんねぇな(笑)」
呪霊が小屋の戸を開けたとたん､二人は一瞬で呪霊に近づき､そのまま一緒に中に転がり込む｡
傑「…っ…上手くいったか…？！」
顔を上げてみる｡
…そこは､小屋の中とはまた違う､見知らぬ薄暗い場所だった｡
悟「は…？…そうだ､呪霊は？！」
今度こそ呪霊はちゃんといたが､さっきの二人の勢いで今にも消えそうである｡
傑「何だここ…まさか､あの扉は呪詛師の領域に繋がっていた､ってことか？」
悟「用が済んだ呪霊どもはバレないようにあそこから呪詛師んとこに帰ってたのか…じゃあ､その線で考えるとここに呪詛師がいる事になるぞ？！」
傑の考えが当たったのか､嫌な予感がした｡
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←16
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 25人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆゆ - 悟ですか(^^) 楽しみです (´∀｀*)ｳﾌﾌ (2021年1月26日 16時) (
レス) id: 65cce41a2e (このIDを非表示/違反報告)
一二三(プロフ) - まゆゆさん» 今のところ関連キーワードに載せてある通り､悟オチにしようと考えてます(^^) (2021年1月25日 8時) (レス) id: 2b9d75d59a (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ - ところで誰オチですか? (2021年1月25日 6時) (レス) id: 65cce41a2e (このIDを非表示/違反報告)
一二三(プロフ) - まゆゆさん» ありがとうございます…！嬉しいです!!!まだ慣れないですが頑張りますね( ；∀；) (2021年1月24日 23時) (レス) id: 2b9d75d59a (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ - 続きはやく読みたいです(^o^)(^o^) めちゃくちゃ面白いです＼(^o^)／ (2021年1月24日 21時) (レス) id: 65cce41a2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：一二三 | 作成日時：2021年1月19日 2時
