無個性でもヴィランになれますか Part2【死柄木弔】 (ページ9)

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グラッ

「！！？」

え、いつの間に地面に

酒木「ひゃひゃひゃひゃひゃ！酔っ払っちちゃったかァァ～～！？足がおぼつかねぇみてぇぇぇなぁ～！？｣

上から落ちてくる液体に頭からかぶる

カチャ

そんな私に容赦なく銃口を向ける

音本「こいつどうします。若」

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「もう一度個性を喋らせろ。」

音本「だそうだ。個性を教えろ」

しまっ＿＿＿

「私の個性は”拒絶”すること…その代わり自身を傷つけないと発動しない…傷が治れば個性は効かなくなる…………」

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「！…拒絶だと。拒絶には制限がないのか？｣

「ぅぐぐ」

口を開かまいとしているが

音本「答えろ」

「傷つけば特に制限なく”全てを対象”に拒絶は可能………｣

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「………。」

しばらく顎に手を当て考えるオーバーホール

クロノ「どうしたんやすかオーバーホール」

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「…いや、こいつを壊理に代用したら出来るかもしれねぇな。｣

「！！！！」

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「まぁ、なにかの役にはたつだろ。ついでに連れていくか」

そう言われクロノは私の腕を引っ張り、私は体が上手く動けず、されるがまま

「くっそ！私と正々堂々と戦えよ…！！！！｣

クロノ｢黙って着いてくるのが得策ですぜ｣

ミリオ「必殺！！｣

ファント厶・メナス！！

泥酔した人と喋らす人を蹴散らすヒーロー

ミリオ「治崎廻！！」

クロノには蹴りが当たったが、少しのところでオーバーホールに避けられる

「君！なんで、」

ミリオ「震える体で君を助けてってあの子が言ったんだ！｣

「えりちゃん…うわ！」

地面が変形し私は天高く飛ばされる

ミリオ「！！」

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「汚いな………クロノ！今だ撃て！」

クロノ「(あの個性は透過、この銃を打っても効かないはず…だったら)

本命はこっちだな｣

BLAM！

「！！」

動けない私を目掛けて赤い注射が飛んでくる

だめだ、避けられない！！

また無個性になってしまう

私は咄嗟に目をつぶった