無個性でもヴィランになれますか Part2【死柄木弔】 (ページ11)

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ミリオ「まさか、ヴィランである君に…助けてもらうなんて……」

「血は止めたけど、あんまししゃべってると傷開くよ。
…エリちゃんはちゃんと着いてきてる？｣

壊理「う…ん。」

私の後ろを歩くえりちゃん。すごく元気がない

「えりちゃ＿」

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「お前のせいでまた死ぬぞ！これがお前の望みなのか壊理！！！｣

スピーカーの音のようにここまで響くこの声

「あいつ！！＿まって！えりちゃん！！

えりちゃん！！！！｣

ミリオ「追ってくれ…僕は足でまといだ。えりちゃんを………連れ戻してくれ…頼む！｣

「あぁもう！！絶対そこで死ぬなよ！！！！クソヒーロー！！」

なんか戻ってきたのはいいけど、上
穴あいてほかのヒーローだらけだし

「あぁ！！！これじゃあ袋のネズミじゃない！！」

トガ「あれ、Aちゃんじゃあないですか♡｣ﾋｮｯｺﾘ

「トガちゃん！なんでここに」

トガ「上の人間投入させようと思ったら、Aちゃんに会いました♡ヒーローに捕まる前に早く逃げましょ♡｣

トゥワイス「ミスターのコピーでお前を援護するぜ！」

ミスター「扱い方酷くね！？」

ヒーローがミスターに気を取られている隙に、私はトガちゃんたちと合流した

「えりちゃんは！」

トガ「えりちゃん？あぁ、あの核の子供ですか？それなら出久くんが連れていきましたよ♡ほら｣

指を刺された方向に目をやる

空中でデクはエリちゃんを背負ってオーバーホールと戦っている

「私も行かないと…！」

死柄木『だめだ』

トゥワイス「死柄木の声が聞こえるぜ！」

トガ「一体どこからです？」

すごい耳元で言われてる気がする

「このピアスか！！！！」

死柄木『全て見ていた。
すぐ戻ってこい。状況が変わった』

「いや、まだだよ。私はこの戦いが終わるまで居てる。」

死柄木『なにを言って』

「ケジメだから…おねがい死柄木」

死柄木『……………わかった。終わり次第すぐもどれ』

ぶっっん

トガ「どちらが勝つと思います？」

「ふぅ、勝ってもらわないと困るよ……」

トゥワイス「頑張れークソヒーロー！」