無個性でもヴィランになれますか Part2【死柄木弔】 (ページ2)

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「今日は近道なんですね。」

入り組んだ道を遠回りせずに外へ出た

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「今は急を要する。さっき逃げたのならそんなに遠くに行ってないだろ。」

路地を抜けると、壊理ちゃんがヒーロー達に助けを求めていた所だった

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「ダメじゃないか。ヒーローに迷惑かけちゃ」

そして、見たことがあるヒーロー

ヒーロー「そのマスク死穢八斎會の方ですね。ここらじゃ有名ですよね｣

この人めっちゃタンタンの冒険に出てくる主人公に似てるんだが、すごく既視感を感じる

壊理「行かないで…」

デク「！！………あの、娘さん脅えてますけど…」

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「私たちの娘がすみませんねヒーロー
遊び盛りで怪我が多いもので…」ﾆｯｺﾘ

デク「遊び盛りの包帯の量じゃないですよね。
その女性も、傷がすごく目立ちますし……本当に夫婦なんですか？」

ｶﾞｼ

「「！！！？？」」

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「彼女は恥ずかしがり屋なんです。ねぇ？」

急に素手で腰に手を回し、引き寄せるようにして密着させる

それに私を含め2人もびっくりしている

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「それで……まだ駄々をこねるのか壊理｣

壊理「！！！！！」

その言葉を聞いて直ぐに私の方に駆け寄ってきた

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「もう駄々は済んだのか」

それもすごく脅えて

壊理「お姉ちゃ…マ、ママに手を出さないで…」

私は震えるえりちゃんを抱っこした

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「ご迷惑をおかけしました。ではお仕事頑張って」

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◆オーバーホールside

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「………」

「なんですか。まじまじと手を見つめて……」

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「いや……俺は大の潔癖症なんだ｣

普通なら蕁麻疹が出るはずなんだが…

「私そこまで汚くないです！！？」

ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ「うるさい。下品な女だ」

「いや！オブラートに包め！？？」

祝い☆5人👏🏻