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32. ページ33

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口を尖らせながら、

先生からノートを受け取ると、









『なぁ、何でそんな機嫌悪いん?』









ってあたしの顔を覗き込んでくる先生。









「別に、機嫌なんて悪くないです。」









『A以外の女の子教えとったら嫌なん?』









「‥‥別に、そんなんじゃないですけど。」









『‥‥‥、』









先生は黙ってあたしの顔色を伺っていたけど、









『‥‥まあ、男やねんけどな。野球部の。坊主で可愛いねん。』









ってあたしの方を見て笑う。









『‥‥今、安心したやろ?』









「‥‥してないです。」









『めっちゃ安心した顔してたで。』









「してないです!」









『Aイジんの、ほんまおもろいわぁ。』









「‥‥‥。」









今までは、

「違う」って自分に言い聞かせてきた。









でも、最近は、自分でも気付いてる。









「‥‥先生?」









『ん?なに〜?』









単なる先生と生徒なんだって痛感する場面に遭遇した時、

心がチクっと痛むのも、









他の女子生徒に授業をしてる事を想像して

嫉妬してしまうのも、









「‥‥何でもないです。」









『何なんそれ〜。気になるわぁ。』









あたしは、たぶん、









‥‥‥先生のことが好きなんだ。









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(プロフ) - ページ36「ローテーブルにの上に」ではなく、「ローテーブルの上に」では? (2016年7月13日 15時) (レス) id: 348ff41b9c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ページ35「チャラチャラしだしだんも」ではなく、「しだしたんも」では? (2016年7月13日 15時) (レス) id: 348ff41b9c (このIDを非表示/違反報告)
や す み ゆ . R(プロフ) - HARUKALIさん» はい!待ってます!これからも応援してます。がんばってください! (2015年10月13日 16時) (レス) id: b1a0b49351 (このIDを非表示/違反報告)
HARUKALI(プロフ) - 雛子さん» ありがとうございます!キュンキュンして頂けて嬉しいです(>_<)♪後編、しばらくお待ちくださいませ(*^^*) (2015年10月10日 18時) (レス) id: 3063411188 (このIDを非表示/違反報告)
HARUKALI(プロフ) - た だ ぽ ん ずさん» ありがとうございます!実際は叶わないことの方が多いですもんね(笑)続編もよろしくお願いします♪ (2015年10月10日 18時) (レス) id: 3063411188 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HARUKALI | 作成日時:2015年9月18日 17時

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