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__コンコン
ドアをノックする音が聞こえてきて、
「っ!‥‥はーい、」
あたしが返事をすると、
母「ご飯は食べて来たの?夕食の残りならあるけど、丸山くんも食べて行く?」
エプロン姿のお母さんが、
部屋のドアを開けて、顔を覗かせてきた。
『あっ‥‥、いえ、僕はもう帰るので。』
母「あら、もう帰るの〜?泊まっていってもいいのに、ねぇ?A。」
残念そうな顔をするお母さん。
「もぉー!お母さん何言ってるの!丸ちゃんに迷惑だよ!!」
正直、このタイミングでお母さんが入って来てくれて
ほっとしている自分がいた。
『あ、いや、親にも今日中に帰るって言うてるんで‥‥そろそろ帰ります。お邪魔しましたぁ‥‥。』
丸ちゃんは、グラスを差して、
『これ、ごちそうさまでした。Aちゃんまた学校でね。』
そう言って、立ち上がる。
母「いえいえ〜。またいつでも来てね。」
母の言葉に、ぺこっと頭を下げて、
丸ちゃんは部屋を出て行った。
「‥‥‥。」
母も丸ちゃんも出て行った部屋。
「‥‥‥。」
告白なんて生まれて初めてされた。
さっきのドキドキがまだおさまらなくて
右手で浴衣の胸の部分を掴んで深呼吸をした。
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凛(プロフ) - ページ36「ローテーブルにの上に」ではなく、「ローテーブルの上に」では? (2016年7月13日 15時) (レス) id: 348ff41b9c (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - ページ35「チャラチャラしだしだんも」ではなく、「しだしたんも」では? (2016年7月13日 15時) (レス) id: 348ff41b9c (このIDを非表示/違反報告)
や す み ゆ . R(プロフ) - HARUKALIさん» はい!待ってます!これからも応援してます。がんばってください! (2015年10月13日 16時) (レス) id: b1a0b49351 (このIDを非表示/違反報告)
HARUKALI(プロフ) - 雛子さん» ありがとうございます!キュンキュンして頂けて嬉しいです(>_<)♪後編、しばらくお待ちくださいませ(*^^*) (2015年10月10日 18時) (レス) id: 3063411188 (このIDを非表示/違反報告)
HARUKALI(プロフ) - た だ ぽ ん ずさん» ありがとうございます!実際は叶わないことの方が多いですもんね(笑)続編もよろしくお願いします♪ (2015年10月10日 18時) (レス) id: 3063411188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HARUKALI | 作成日時:2015年9月18日 17時