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「あ…はい」
「今日、捻挫してましたよね、大丈夫ですか？」
俺が捻挫してたところ、見てたんだ。
というかこの子は誰なんだろう
まじまじと顔を見ても、見覚えは、ない。でもその美しい顔立ちに惚れ惚れした
でもどうせ、この子も俺の外面目当てだってわかってる。
「そうなんです、でもまぁ大丈夫ですきっと」
そう答えるとホット胸をなでおろす仕草をして、その後に「あっ」と声をあげて肩掛けのバッグを漁る
「足、血出てる」
彼女に言われて足を見下ろせば、右足から少しだけ血が出ていた
「捻挫に気取られちゃってて気づかなかった…」
「これ、使ってください」
そう言って絆創膏を俺に渡す彼女
「ありがとう」
受け取って貼ろうとするけれど、足が痛くて曲げられないので手が届かない
「貼りますよ」
そう言って俺の前にしゃがんで絆創膏を貼ろうとしてくれる
「今日、惜しかったですね」
あ、見ててくれたんだ。
ただ怪我をして走れなくなったところを見られていたのは恥ずかしいけれど。
「良いところで挫いちゃって、ほんとダサいよね」
「そんなことないですよ、今日はすごく足場悪かったし」
「そんな中でも走れなきゃアスリートとは言えないからさ」
「向上心がすごい、さすがですね」
でもあんまり無理はしちゃいけませんよ、と絆創膏を貼り終えて「よし」と呟いた
「ありがとう」
俺が感謝の言葉を述べると
「いえいえ、家帰ってからちゃんと消毒してくださいね」
と優しく言ってくれた
「わかった」
俺の返事を聞くと、納得したかのように笑って目が少し細くなる
そんな姿もまた可愛いな、と少し思った
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oss.2(プロフ) - りょーかさん» 初期から読んでくださってたんですね(;_;)長々と続きましたが最後までご覧になってくださってありがとうございました。暖かいお言葉をいただけて嬉しいです！ (2017年9月11日 22時) (
レス) id: e9a15ad6af (このIDを非表示/違反報告)
りょーか(プロフ) - 完結おめでとうございます！ルート分岐する前からずーーーっと読んでました！！てつや、としくんの作品も読ませていただきました。読みながらニヤニヤが止まりません笑笑新作楽しみにしています！お疲れ様でした！ (2017年9月11日 22時) (レス) id: 893f196d81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：oss_2 | 作成日時：2017年8月20日 20時
