(19)' ページ20
.
1週間後。
予定通り岡崎に来る予定だった水溜りボンドの2人がやって来た。
俺をみるやいなや、ニヤニヤと俺に紙袋を渡すトミー。
「愛されてますね、ほんと」
渡された紙袋の中には可愛い封筒と有名ブランドのラッピングされた何か。
すぐに手紙を開けて見てみる
「 りょうくんへ
お久しぶり、元気にしていますか？
最近は忙しくて連絡がなかなかできなくてごめんなさい。
このプレゼントを富永くんからもらってびっくりしてるよね？
実は富永くんは東京に住んでいる頃からの友達
私の友達と同じサークルに入ってたらしくて、友達を通して呑んだりしてたから呑み友達なんだ
東海の動画を見てて、水溜りボンドってグループに飛んだら富永くんがいたからびっくりしたよ！まさかりょうくんと同業者なんてね
りょうくんに会いたかったんだけど、時間がどうしてもなくて東京に住んでいる富永くんに預けました、ごめんね
今度は時間がゆっくりあるときにりょうくんに会いに行くからね！
秋になって寒くなって来たから風邪をひかないように、プレゼントです
Aより 」
「そうだったの…」
「いやー黙っててすいません。渡す時まで言わないでって口止めされてました」
手紙と一緒に入っていたのは俺が好きなブランドのマフラー。
「優しい彼女っすね、Aさん」
俺がプレゼントに感激していると、気づけば周りのメンバーもニヤニヤと一緒にプレゼントをのぞいていた
「Aちゃんからのマフラーずるいなぁ」
「俺も風邪ひかないでねとか言われてぇ」
「いやーわかります。これ渡される時何年かぶりにAさんに会ったけど美しすぎてやばかったですもん」
「てか、だいたいさっきからトミー俺らに敬語使ってるよ！？前転前転！」
てつやがトミーに向かってそう言うので
「んー、これくれたからそれに免じて前転しなくていいよ」
と照れながら笑ってしまった。
相変わらずAの字は国語の教科書みたいに綺麗で、多彩な女の子だなぁ本当に。
マフラーを紙袋にしまおうとすると紙袋の底には一枚の写真。
見てみると、それは夏祭りの日俺と撮ったツーショットの写真だった
裏を見てみれば
「毎日この写真を眺めて元気出してる気持ち悪い人は私です」
なんて書いてある
愛しいなぁ、会いたい。
手紙の一文字一文字を指でなぞりながらそう思った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 322人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
oss.2(プロフ) - りょーかさん» 初期から読んでくださってたんですね(;_;)長々と続きましたが最後までご覧になってくださってありがとうございました。暖かいお言葉をいただけて嬉しいです！ (2017年9月11日 22時) (
レス) id: e9a15ad6af (このIDを非表示/違反報告)
りょーか(プロフ) - 完結おめでとうございます！ルート分岐する前からずーーーっと読んでました！！てつや、としくんの作品も読ませていただきました。読みながらニヤニヤが止まりません笑笑新作楽しみにしています！お疲れ様でした！ (2017年9月11日 22時) (レス) id: 893f196d81 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：oss_2 | 作成日時：2017年8月20日 20時
