§僕らはいつも§〜＊banbi＊ninoai＊〜

解決と… O ページ7

智

「そぉっかぁ〜!!じゃあ、リーダーも仲間だね！
いいって事だよね〜⁉なんだなんだ、そうだったんだ」

急に吹っ切れたように明るくなった相.葉ちゃん。

相.葉ちゃんの悩みは薄々気づいていた。

その、意中の人ってやつの事も。

最近、相.葉ちゃんが“その人”に対してなんだかよそよそしかったからね。

でも、やっぱり自覚症状がなかっただけあって会話な時にほんの少し違和感を感じる程度の
ものだからおいら以外気づいてないんじゃないかな？

ただ、問題なのはここからだよ…。

「相.葉ちゃん、告白するの？」

相.葉ちゃんの選択は、五人の…

いや、おいら達を支えてくれているすべての人、その家族の未来を変えてしまうかもしれないんだ。

もう、俺たちはそこまでの世界で生きている。

簡単に人生を選べないんだ。

「え…あ、告白…かぁ…」

相.葉ちゃんもおいら質問の本当の意味を理解したみたいで、
一気に上がったさっきのテンションから一転、悩んでいたときの
重い面持ちへと逆戻り。

二人の空間に、重い空気が流れる。

「告白なんかできないよ…
メンタル的にも、関係的にも…さ」

相.葉ちゃんの答えに若干違和感を感じつつも
妥当な答えに納得していた。

実際、俺も同じようなもんで

もし、俺が同じ質問をされたら
相.葉ちゃんと同じ答えを出していたと思う。

ただ一つ、違うところといえば
相.葉ちゃんの答えにあった“関係的にも”っというところを
俺だったっら、職業的にもってこたえていたと思う。









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相.葉ちゃん…。

君はおいらの言った本当の意味を理解してなかったようだね。

今思えば、あの誤ちはここから始まってしまっていたのかな…。

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