§僕らはいつも§〜＊banbi＊ninoai＊〜

告白 S ページ5

翔Side




雅紀がこんなに思い詰めてる原因はニノだろう。

でも、二人が喧嘩したようにもみえないし、ニノが一方的に雅紀を避けているようでもない…。

Jr.の頃からずっと仲良しの二人になにがあったっていうんだ。



「翔ちゃん、俺、大事な事に気づいたんだ！」

「大事な事？」

「うん、とっても大事な事…。」




そこまで言って、雅紀は黙りこんでしまった。



「相 葉君？」



そう呼びかけると、大きく深呼吸してから
゛大事な事″について話始めた。



「翔ちゃん、俺と付き合って！
ずっと翔ちゃんの事好きだったの！」




相 葉君の突然の告白………。




「えっ？なに言ってんの？相 葉君が好きなのは…。」




そこまで言って相 葉君の顔を見たら先の名前を言えなくなってしまった。

それは、相 葉君が泣きそうな顔で、これ以上言わないでくれって訴えかけられているように感じたから。

この先の言葉を口にしたら、相 葉君が壊れちゃいそうな気がしたから。

相 葉君が、なんで好きでもない俺に告白してきたかは分からない。

けど、相 葉君にはここまでして守りたい物があって、それに俺の協力が必要なら、助けてあげたいと思った。

相 葉君に恋愛感情の『好き』は持てなくても、人としての『好き』は持ってるから…。









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この選択が俺の人生を狂わすことを
この時の俺は、まだ知らない………。

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