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結果とチャンス J ページ27

潤side


次の日。ニノと一緒に仕事場へ向かった。

楽屋の入り口で急にニノが立ち止まり、俺の腕を強く掴む。

「どうしたの?」

「こわい。入りたくない…」

「大丈夫だよ。まだ早い時間だし、俺らが一番乗りだよ。」

ガシャン

その時、ニノの後ろの方から物が床に散らばるような音が聞こえ、顔を上げた。

そこには翔さんが呆然といった表情で突っ立っていた。

そんな翔さんの足元には、翔さんが愛用しているバックとその中身であろう手帳や
ペンケース、ファイル等が散らばっていた。

翔さんは俺と目があった瞬間慌てた様子で喋り始める。

「あ、ご、ごめん。いや、えっと、あの…ごめん。」

最後の方はなんだか落ち込んだ様子でそう言いながら、しゃがんで荷物を拾う。

「なにが?どうしたの?大丈夫?」

翔さんが落としたバックの中身を拾うのを手伝う。

「だってニノと良い雰囲気に見えたから…邪魔しちゃったかなって。」

「そんなことないよ。それより翔さんが俺達より遅いのって珍しくない?」

「いや、局には先についてたと思うよ。でも飲み物買いにいってて、だからこの時間。松潤達は逆に早くない?」

「うん、ちょっと用があって。」

「そっか…。」

ちょうど会話が終わった頃に落ちていた翔さんの荷物も拾い終えた。

「ありがとう、手伝ってもらって助かった。」

「いや、当たり前のことだよ。早く楽屋いこ?」

「うん。」

そうして立ち上がり楽屋の方に向き直ればニノはさっきの所から動かずにこっちを見ていた。

こっちをというよりは翔さんの
ことを少し警戒するような目付きだった。

「ニノも、ごめん。朝から騒がしくしちゃって。」

「いえ、大丈夫です。少しびっくりしただけですから。」

そんな会話をするニノと翔さん達を尻目に楽屋の扉を開ければ中には相.葉さんがいた。

てっきり、誰もいないものだと思っていた俺とニノはびっくりしてしまった。

「あ、翔ちゃんお帰り!遅かったね。松潤とニノだ。おはよー!」

「ごめん、ちょっと荷物ばらまいちゃって…。拾うの松潤に手伝ってもらってたら遅くなっちゃった。」

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あゆか(プロフ) - 初めてコメントさせて頂きます!続き楽しみにしてます! (2019年1月5日 20時) (レス) id: ccb64c5c75 (このIDを非表示/違反報告)
山いちご(プロフ) - 紅竜霧斗さん» 返信遅くなってすみません(;´Д`)そーですよね!直しました!ご指摘ありがとうございます(^^)面白いと言って頂けて光栄です( ´∀`)少しずつでも更新して完結できるよう頑張るので、またぜひ読みに来てください! (2014年10月3日 0時) (レス) id: 049c62948b (このIDを非表示/違反報告)
紅竜霧斗(プロフ) - とても面白いです。でも、タイトルがbandiになって、これだとバンヂかと…。banbiではないでしょうか。お話、とても面白いです! (2014年8月20日 11時) (レス) id: 78a5d9f934 (このIDを非表示/違反報告)
山いちご(プロフ) - コメの返信遅れてすみません>_<ありがとうございます!とっても助けになってますw更新頑張ります!wTwitterの方でもよろしくお願いします! (2013年11月12日 20時) (レス) id: c7fed21b20 (このIDを非表示/違反報告)
諭吉 - Twitterでお世話になってます諭吉です!全部読ませてもらいました。すっげぇ面白かったです((灬∀灬)) 続きが気になるし、文才めちゃくちゃあるからもっと書いてほしいな。更新楽しみにしてます! (2013年9月3日 19時) (レス) id: a42b977c09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山いちご | 作成日時:2013年4月20日 20時

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