【ルパパト】ちらしの裏(4)

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ほらね、とノエルさんに視線を送る。ノエルさんもうんと頷いた。グッドストライカーを抱えて、その背を撫でる。魁利くんと透真くんがポーダマンたちに対峙し、ルパンコレクションを取り返した。

「お宝は返してもらったぜ」
「あとは、君の金庫の中身だけだ」

ノエルさんが赤いポーダマンと戦う。くるくると優雅に回転し、金庫を開けた。ああーもうかっこいい。変身したノエルさんはスーパールパンエックスと名乗った。私の知らない姿だ。肩に大砲みたいのが乗っている。視界が狭そう。かっこいい。大砲のせいで動き制限されない？大丈夫？かっこいいけど。ギャングラーも倒せたし、コレクションも手に入れた。

「はぁ、新年早々散々な目にあった」
「コレクション手に入れたし、ギャングラーも倒したし、いいんじゃね？」
「僕はちょっと楽しかったよ。アルセーヌの思い出をたどれたみたいで。Aちゃんから最高にうれしい言葉いっぱい貰ったしね」
「私も楽しかった。ノエルさんのかっこいい姿と可愛い姿を見れたので。また女装しませんか？」
「機会があったらね」
「とりあえずさっき撮った可愛い姿はロック画面にします」
「ええー。かっこいい姿のほうがいいな」
「人の寝顔をロック画面から変えたら」
「知ってたの？」
「知ってました」



「Aさーん、ノエルさーん。早くお参りしちゃいましょ」

初美花ちゃんの声にハッとする。ノエルさんと視線を合わせて、二人で歩みを進めた。

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